カウンセラーの窓(光陵だより7月号)
- 公開日
- 2012/09/06
- 更新日
- 2012/09/06
サポートセンター・カウンセラー
皆さん,こんにちは。早いものであと数週間もすると夏休みが始まります。大人から見ると羽を伸ばしすぎるのが心配なところもあるでしょうが,今回は夏休みだからこそチャレンジできることについてお話ししたいと思います。
とにかく夏休みは時間がたっぷりあります。ですから,いろんな制約があって今までできなかったこと,興味はあったがやらずにそのままになっていたことなどに,とことん取り組んでみるというのもいいのではないでしょうか。そうやっていつもとは違った世界を体験できるのは,夏休みならではだと思います。
今は何かにのめり込んだり,熱くなったりすることを敬遠しがちな雰囲気がありますが,自分はこれが好き,あるいは,誰にも負けない,というものを持っていると,自信をもって人とつきあうことができるようになり,毎日が生き生きとしたものになるでしょう。また関心があることを通じてこれまでの身近な人とは違う世代,境遇の人と知り合うことができ,その交流から自分では思いつかないような見方や考え方を知ることができるかもしれません。
思春期は好奇心をもち様々なことを経験し吸収しながら大人への準備をしていく時期です。そばにいる大人が,子どもたちのチャレンジする気持ちを厳しくも温かい目で見守っていけば,子どもたちものびのびとたくましく成長していけるのではないでしょうか。
(スクールカウンセラー 永田美恵子)