学校日記

人権週間に思う

公開日
2013/12/02
更新日
2013/12/02

校長室より

 みなさんは「人権」という言葉を聞いたことがありますか。「人としての権利」という意味です。どんなところで人権が損なわれているでしょうか。法務省が訴える「年間強調事項17項目」は次のようです。
( 1) 女性の人権を守ろう
( 2) 子どもの人権を守ろう
( 3) 高齢者を大切にする心を育てよう
( 4) 障害のある人の自立と社会参加を進めよう
( 5) 同和問題に関する偏見や差別をなくそう
( 6) アイヌの人々に対する理解を深めよう
( 7) 外国人の人権を尊重しよう
( 8) HIV感染者やハンセン病患者等に対する偏見をなくそう
( 9) 刑を終えて出所した人に対する偏見をなくそう
(10) 犯罪被害者とその家族の人権に配慮しよう
(11) インターネットを悪用した人権侵害をなくそう
(12) 北朝鮮当局による人権侵害問題に対する認識を深めよう
(13) ホームレスに対する偏見をなくそう
(14) 性的指向を理由とする差別をなくそう
(15) 性同一性障害を理由とする差別をなくそう
(16) 人身取引をなくそう
(17) 東日本大震災に起因する人権問題に取り組もう
 12月4日から10日までは、人権週間といって特に人権について考えようという週間です。
 ところで、学校で一番大きな人権侵害は「いじめ」でしょう。「いじめ」は相手の存在を認めないことから始まります。相手の存在を認めることの第一歩はあいさつです。あいさつというのは、相手の存在を認め、自分の存在を知らせ、お互いに信頼関係を築くことです。先週から私がみなさんのあいさつの様子をデジカメで撮ってホームページにアップしていますが、とっても気持ちのよいあいさつが返ってきます。おそらくみなさんも気持ちがよかったのではないでしょうか?中にはピースや万歳などパフォーマンスをする人もいます。なんだかうれしくなってきます。このあいさつを友だちどうしできれば「いじめ」は起きないでしょう。生徒会執行部もあいさつの新しい企画をしているようです。相手の存在を認め、自分の存在を知らせ、お互いに信頼関係を築く企画をお願いします。楽しみにしています。
平成25年12月2日 全校集会にて
水無瀬中学校長 浅井 大司