浦島太郎
- 公開日
- 2013/11/12
- 更新日
- 2013/11/12
校長室より
いつもあいさつが本当に立派です。一日がんばろうというパワーがみなぎってきます。
今日は、浦島太郎についてのお話です。「乙姫様は浦島太郎が竜宮城から帰るときに玉手箱を渡しました。どうして、おじいさんになってしまう玉手箱を渡したのでしょう。」というのが問題です。桃太郎のときもこれが正しい答えというのはありませんでした。犬とさるとキジがいなくても犬3匹でも鬼退治は成功したかもしれません。きび団子をもらわなくても鬼退治に出かけたかもしれません。ただ、文化祭の大成功を鬼退治に例えると・・・・と前置きをして犬、さる、キジは必要でしょう、きび団子なしで鬼退治に行って欲しいと言ったのです。文化祭の大成功が鬼退治でなければ、犬とさるは喧嘩ばかりしているからダメだ、今は報酬をもらって労働するものだなどの考えもできます。今回の浦島太郎もいろいろな考え方ができます。是非、自分なりに考えた人は私まで教えに来てください。
このように、物語、小説、幅広くいうと本は私たちをいろいろと考えさせてくれます。考えるということは、心が広くなる、すなわち心が豊かになるということです。生きていく上でとても大切なことです。
瀬戸の前教育長の大澤義洋先生が言ってみえました。人を大きく変えるのは「本、人、旅」であると。すてきな本に巡り会い、やさしい人と出会い、深く考える旅をする。とてもすてきなことですね。
平成25年11月12日全校集会にて
水無瀬中学校長 浅井 大司