1年2組「たぬきの糸車」 (2)
- 公開日
- 2014/01/28
- 更新日
- 2014/01/28
校長室から
さて授業の後半です。時系列でたぬきやおかみさんの行動を確認した後、代表の子どもたち数名が指名されると、お面をつけて「おかみさん役」とたぬきのお面やしっぽをつけて「たぬき役」にわかれて寸劇を行うことにより、登場人物の気持ちを理解します。
たぬき役の子どもが回す糸車はこの授業のために杉山教諭が保管されていた資料室から借用したものです。(現代では貴重な骨董品ですね)
http://www.city.seto.aichi.jp/education/school/ehachiman/tanuki.wmv
杉山教諭は、友達の劇を見た子どもたちに、たぬきが糸車を回すところを見たおかみさんの気持ちを想像させて、ワークシートに記入させました。その時も教科書の文章を引用するのではなく、自分の言葉で書き込むように励ましながら子どもの席をまわりました。
「たぬきがじょうずに糸車をまわすのはすごい」
「たぬきはしょうじの穴からしごとを見ていて、おぼえたんだな」
「これはたぬきのプレゼントなんだな・・・」
いろいろな考えが発表されました。
最後にもう一度、子どもたちは、登場人物の気持ちを想像しながら、擬音語、擬態語などを意識しながら楽しく音読をして、「たぬきの糸車」の授業は幕を閉じました。
これまでに、いろいろな授業実践などの経験を積んだベテラン教諭が出せる味があり、さまざまなテクニックのつまった”いぶし銀”を感じさせる授業でした。