1年2組「たぬきの糸車」 (1)
- 公開日
- 2014/01/28
- 更新日
- 2014/01/28
校長室から
1月28日(火)、校内研修「一人一授業・教師の腕をみがくシリーズ」 今年度の第6弾となる授業を杉山教諭(1年2組担任)が3時限に行いました。
公開授業の教科は国語で、読み物教材「たぬきの糸車」の第4場面を中心に学習が進められました。お話のストーリーは・・・
山の奥にきこりの夫婦が住んでいた。たぬきがやってきては、いたずらばかりした。ある日、わなにかかってしまったたぬきは、やさしいおかみさんに助けてもらう。その時のおかみさんの言葉が
「たぬき汁にされたら たいへんだ」というのも面白い。
助けられたたぬきは、冬の間、ふもとにおりたきこり夫婦の家で、せっせと 糸を紡いで仕事をした・・
という内容、新美南吉の「ごんぎつね」では、恩返しのつもりでやってきたキツネが盗人(ぬすっと)と思われて銃で撃たれるという悲しい結末に対して、このお話は対照的にほんわかしています。
そんな心あたたまるたぬきとおかみさんの交流を子どもたちの音読では、豊かなイメージに支えられた音声表現をさせられるとすてきな授業になりそうです。ありありとした場面の様子に支えられた音声表現をさせるために杉山教諭はどんな仕掛けをしているか楽しみです。
授業のはじめに杉山教諭は授業のめあてとして、「糸車を回すたぬきを見たおかみさんの気持ちをかんがえよう」と黒板に書いて、本題に入っていきました。
今日はお話の第4場面、子どもたちの音読がスタートです。
読点、句読点の間に気を付けながら読み進めます。教室の壁にはこれまでの場面の挿絵(さしえ)や印象に残った場面が子どもたちの言葉で書き表されて掲示してあります。
こうした学習履歴が掲示されていることも子どもたちが安心して活動するための大切な環境づくりなんですね。