きょうの読み語り(11月8日)
- 公開日
- 2013/11/08
- 更新日
- 2013/11/08
図書ボランティアより
読書週間も今日が最終日です。8日(金)、6年2組(担任:加藤教諭)で行われた図書ボランティア・牧野さんの読み語りを紹介させていただきます。
牧野さんが読んでくださった絵本は「おおきな きがほしい」(佐藤さとる:作 村上 勉:絵)です。
子どもの頃って、一度や二度は“天までとどく大きな木があったら、登ってみたいなぁ”とか“大きな木の上に家を建ててみたいな・・”という空想をするものです。洋の東西を問わず、大きな木が登場するお話はたくさんあるのも、そんな少年の心をくすぐるからかもしれません。大人になってツリーハウスを建てる人がいますが、それはきっと少年時代の夢を捨てきれないで実現させた人たちなのだと思います。
「ジャックと豆の木」、「子どもを食べる大きな木」をはじめ、アニメでも「となりのトトロ」や「ドラえもん」にもシンボルツリーのように大きな樹木が登場しますね。
大きな木は、ランドマークのようなシンボルという役割だけでなく、何か精神的な支えなどのパワーを秘めて物語に登場することが多いようです。
さて、「おおきな きがほしい」のお話ですが・・・
「おおきな おおきな木があるといいな。ねえ おかあさん。」
かおるは、ステキな大きな木を頭に描いています。
二番目の枝まではしごをかけて登る。その上の幹にぽっかりあいた洞穴があって、そこもはしごをかけて登ります。
もっと上には、かおるの小屋があって、キッチンやテーブルもあります。ここでかおるはホットケーキを焼いて食べたりするのです。
最上部には見晴台(みはらしだい)を作ります。夏になればそこを吹く風は、さぞかし涼しいことでしょう。
秋は、冬は、そして春は・・・。
かおるの空想はどんどんひろがります。そんな夢をお父さんにも話してみると・・
読書週間は今日でおしまいですが、「朝の読み語り」は来週以降もずっと続けていただきます。