学校日記

朝の放送

公開日
2021/02/08
更新日
2021/02/08

校長室より

2月8日(月)の朝,コロナの関係で全校集会ができないので,校内放送で校長講話をしました。今朝話したのは,2月24日(水)に開催を予定している「卒業生を送る会」についてです。

卒業生を送る会は,水野中学校の生徒会が主催する伝統的な行事です。今年は,コロナの問題が発生し,送る会を行うか。行うならどのように行うのか。2学期の半ばから検討してきました。例年,体育館を会場として行うのですが,今年度は,コロナの関係で全校生徒が一度に体育館に入ることはできません。恒例の1・2年生のダンスや演舞は,男女別々に体育館に入って披露することにしました。さらに,感染予防のために声を出さないで演技することを条件にしました。
合唱をどうするかが大きな問題でした。合唱は,水野中学校の大切な伝統です。今のコロナの状況を考えたとき,合唱をやめるという選択肢もあるのですが,やめるという判断をする前に,どうしたら合唱ができるかを考えてきました。
屋内で合唱を行うためには,緊急事態宣言下では,マスクをしていても最低1メートル離れなければならないことになっています。体育館では,1学年分のスペースしか取ることができません。そこで考えたのが,中庭と校舎全体を使って合唱をすることです。1・2年生は,北館の1階,2階,3階の教室,南館の廊下,渡り通路,マルチホールに分かれて歌います。3年生は中庭で歌います。水野中学校の校舎のつくりだからこそできる隊形です。ただし,感染リスクをより下げるために全員マスクをつけたままで歌うことにします。
コロナのこの状況の中,「コロナだからやらない」という判断をすることは大事なことです。しかしその前に,「コロナだけど何ができるか」「コロナだからどのようにやるか」を考えることがとても大切だと思っています。3年生にとって,1・2年生にとっても,よい会ができることを願っています。