学校日記

カウンセラーの窓(1月)

公開日
2011/01/23
更新日
2011/01/23

サポートセンター・カウンセラー

 皆さんこんにちは!皆さんはどんなお正月を過ごしましたか?
 最近はお店も早くから開いていたり,お飾りやおせちなども省略したり簡素になったりして,お正月の雰囲気を感じさせる機会も少ないせいか,私達も昔のように気持ちを新たに新年を迎えるという気持ちも薄れてきているような気がします。それで何か不都合がある訳ではないのですが,そういう節目を意識することにはそれなりの良さがあるのではないかと思うのです。
 何か難しい問題を抱え悩んでいる時というのは,この先ずっとその問題が解決しないのではないかと思いがちではないかと思います。特に長い間解決できないでいるとどうしても悲観的になってしまいます。そういうときに立ち止まって,いったん肩の荷を下ろし,振り返ってみることで,新しい見方ができたり,少し元気が取り戻せたりすることがあるのではないでしょうか?そういう機会として新年の節目を利用することができると思います。
 実際昔の人は新年を迎えると同時に去年のことはリセットするという習慣を持っていたようです。そうやって過去のことを持ち越さないようにすることで巧みに心の重荷を軽くするということをしていたのではないかと思います。それで問題を全て投げ出してしまうのも問題ですが,いったん手放してみるというのも必要なことではないかと思います。