PTA教養講座〜和菓子作り
- 公開日
- 2014/11/30
- 更新日
- 2014/11/30
PTA
11月30日(日)の午前,本校調理室でPTA教養講座が開催されました。小中学生も含めて,40名を超える皆さんに参加していただきました。
今年度の教養講座は,「和菓子」について学びました。講師は,学区の和菓子屋さん,三好屋さんの店主の方です。
はじめに,和菓子の歴史についてお話を聞きました。
日本の菓子は,奈良時代,遣唐使とともに中国から伝わった菓子を起源にしているそうです。その後,安土桃山時代,南蛮貿易でヨーロッパからカステラやこんぺいとうなどが伝わりました。茶の風習の広まりとともに,江戸時代に,京都や江戸で現代の和菓子につながる菓子が作られるようになりました。
明治時代になって,欧米と貿易するようになって伝わってきたクッキーやケーキなどを「洋菓子」,それ以前からある菓子を「和菓子」として区別しているそうです。
和菓子は,日本の季節と自然を,「花鳥風月」を使って巧みに表現し,日本人の季節折々の生活と密接に関連して愛されてきました。
講義のあとは,実際に和菓子作りをしてみました。
あんこを色づいた葉でつつんだお菓子,そしてアニメのキャラクターに似せたおまんじゅうの2種類を作りました。
白あんをベースに,オレンジや黄色,空色のあんをあらかじめ用意していただき,それらを色粘土のように組み合わせながら,作っていきます。とてもきれいな和菓子ができ上がりました。いただくのがもったいなく感じるほどのできばえでした。
世界文化遺産にも指定された和食の1つ,和菓子。実際に作ってみるということは,貴重な経験になりました。また,PTAの会員相互の親睦を深めるという点でもとてもよい催しだったと思います。
PTA教養部の皆さんには,準備や運営などたいへんお世話になりました。