学校日記

校長のこちょこちょ話

  • 南保育園卒園式

    公開日
    2014/03/28
    更新日
    2014/03/28

    校長のこちょこちょ話

    3月28日(金)南保育園の卒園式に参加させていただきました。私にとって今年度最後の卒業式(卒園式)になります。一人ずつ保育証書をもらうと元気よく将来の夢を語りました。「ぼくは、スノーボードの選手になりたいです。」「私は保育園の先生になりたいです。」「ぼくは、冒険家になりたいです。」・・・・とってもすばらしい決意でした。その後、お礼を言って保育証書を保護者に渡すのですが、子どもと親がそっくりな親子が多いことに驚きました。小中高の卒業式では親子が並ぶ場面はないので気づかなかったのです。言われてみれば当たりまですが、改めて親子の絆に感心しました。南保育園の先生方の子どもや保護者に対する気遣いはいつも参考にさせていただいています。卒園生28人で3学級、中学校よりも気遣いをしやすいのですが、それだけではありません。園児を思う先生方の気持ちを感じました。

  • 長根小学校卒業式

    公開日
    2014/03/20
    更新日
    2014/03/20

    校長のこちょこちょ話

    3月20日(金)小雨の降る中、瀬戸市立長根小学校の卒業証書授与式に参加させていただきました。卒業証書をもらうと横のマイクで家族への感謝、将来の夢、中学校への決意など一言、話をすることになっています。一人一人はっきりと大きな声で立派に語ることができました。感動したのは最後の「思い出の言葉」での合唱です。「道」を卒業生が歌ったのですが、「嬉しすぎて 溢れ出した涙が とまらない」はまさに感動です。そして在校生とともに歌った「旅立ちの日に」は、本校の卒業式でも歌っている曲ですが、勝るとも劣らないほど立派でした。こんなすばらしい合唱のできる子たちが水無瀬中学校に入学してくると思うと、「水無瀬の響き」はどこまで成長を遂げるのだろうと期待が高まってきます。この合唱を聴いていると寒さがどこかへ吹っ飛んでしまいそうです。

  • 大掃除の後

    公開日
    2014/03/20
    更新日
    2014/03/20

    校長のこちょこちょ話

    いつも感心することがあります。それは、大掃除の次の朝です。教室をワックスがけするために机や椅子をすべて教室から廊下へ出します。それらを教室に戻すのが次の朝です。朝、早く来た人が自分の机や椅子だけではなく友だちの分や配膳台などすべて入れるのです。ずっと前から定着していて、いわゆる水無瀬の一つの伝統となっています。昨日は2年生の大掃除でした。今朝は、今までの伝統とは違う発見をしました。廊下のごみを掃いている私に登校してくる生徒が口々に「おはようございます。」とあいさつするにの加えて「ありがとうございます。」等と言ってくれるのです。友だちどうしでは「ごめん、遅れちゃった。」という会話がなされます。雨が降っていたのでグランドを使う部活で活動が休みのところがあります。しかし、わざわざ机と椅子を入れるためだけに早く来る生徒もいました。こんな様子を見ていると2年生が立派になってきたと感じました。

  • 瀬戸窯業高校卒業式

    公開日
    2014/03/01
    更新日
    2014/03/01

    校長のこちょこちょ話

    3月1日(土)愛知県立瀬戸窯業高等学校の卒業証書並びに修了証書授与式に参加させていただきました。もうすぐ120周年を迎える瀬戸窯業高校だけあって、卒業証書の番号が16,000を超えました。本校はまだ、15,000を昨年超えたところです。体育祭とは違い、「指先まっすぐ」ではなく、男子はグー、女子は指先重ねでした。答辞で「おじいちゃんが卒業した瀬戸窯業高校を卒業できてとてもうれしい。」と素直に語っていました。歴史と伝統を感じました。
    もう一つの特徴は、セラミック陶芸専攻科の修了証書授与式も兼ねていることです。写真にあるように高等学校を卒業している方も9名修了されました。瀬戸市の伝統を受け継ぐ瀬戸の高等学校です。今日の夕方からは、定時制の卒業式が行われます。

  • 菊華高等学校卒業式

    公開日
    2014/03/01
    更新日
    2014/03/01

    校長のこちょこちょ話

    2月28日(金)菊華高等学校の卒業証書授与式に参加させていただきました。卒業証書授与で名前を呼ばれると「はい」と大きな返事が返ってきました。中には、「ありがとうございました。」とお礼を述べる生徒もいました。名前を呼ばれて立つのですが、もうその段階でしくしくと泣き声が聞こえてきました。卒業生の答辞を努めた男子生徒が冒頭「答辞」と読んだだけで涙声に変わってしまいました。菊華高校での3年間がとても充実していたことが伺えます。一人一人を大切に教育してきた菊華高校の先生たちの思い、18年間波風から守ってきた保護者の思いがわかります。

  • 春を待つ

    公開日
    2014/02/25
    更新日
    2014/02/25

    校長のこちょこちょ話

    春を待つ暦に「立春」「雨水」「啓蟄」「春分の日」があります。いつのことでどういう意味なのでしょうか。調べてみました。
    2月4日(火)立春
    立春が一年の始めとされ、決まり事や季節の節目はこの日が起点になっています。冬至と春分の真ん中で、まだまだ寒いですが、暦の上では旧冬と新春の境い目にあたり、この日から春になります。梅の花が咲き始め、徐々に暖かくなり、春の始まりとなります。
    2月19日(水) 雨水
    雨水(うすい)は、空から降るものが雪から雨に変わり氷が溶けて水になるという意味です。草木が芽生える頃で、昔から、農耕の準備を始める目安とされてきました。春一番が吹くのもこの頃です。しかし、本格的な春の訪れにはまだ遠く、大雪が降ったりもします。
    3月6日(木)啓蟄
    春の暖かさを感じて、冬ごもりしていた虫が外に這い出てくるころのことです。「啓」には「ひらく、開放する、(夜が)明ける」などの意味、「蟄」には「冬ごもりのために虫が土の下に隠れる、とじこもる」という意味があります。
    3月21日(金)春分の日
    太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになります。この日から夏至まで、昼がだんだん長くなり、夜が短くなります。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、寒さは和らぎ、過ごしやすい季節になります。桜の開花情報が聞かれるのもこの頃からです。
    校庭の草木も春を待っています。

  • 卒業証書

    公開日
    2014/02/25
    更新日
    2014/02/25

    校長のこちょこちょ話

    平成25年度卒業予定の192名の卒業証書が完成しました。本来ならば、校長自ら筆をとるところですが、水無瀬中学校の場合は、ずっと加藤先生にお願いしてきました。加藤先生は、84歳で元教員です。書道に関しては瀬戸の中では有名な先生です。卒業証書は、名前、生年月日、第何号と一人一人違います。点一つ、はね一カ所の誤りも許されません。保護者の方に提出いただいた字と見比べながら細かくチェックしていきます。本当に細かく神経を使う作業です。心を込めて一枚一枚・・・

  • 中部大学第一高等学校卒業式

    公開日
    2014/02/24
    更新日
    2014/02/24

    校長のこちょこちょ話

    2月22日(土)中部大学第一高等学校の卒業証書授与式に参加させていただきました。参加させていただいて驚いたのは、来賓の多さです。愛知県議会議員、日進市市議会議長、日進市教育委員会教育長をはじめ、30人が壇上に座りました。(写真)フロアには、中部大学関係の来賓がずらりと並びました。卒業生がが多くの方々に見守られていることがうかがえます。水無瀬中学校の卒業式にも来賓がたくさんみえます。卒業生はあまり気にしたことはないかもしれませんが、みなさんの卒業を心から祝福していただける方々です。懐かしい顔も見えるかもしれません。答辞では「『不言実行』『あてになる人間』をめざし、巣立っていきます。」と堅い決意が述べられました。厳粛な中にも希望あふれるすばらしい式でした。

  • 栄徳高等学校卒業式

    公開日
    2014/02/20
    更新日
    2014/02/20

    校長のこちょこちょ話

    2月20日(木)栄徳高等学校の卒業証書授与式に参加させていただきました。
    まず、栄徳五訓の唱和から始まりました。
    一、常に目的意識を持とう。
    一、感謝の気持ちをこめて挨拶しよう。
    一、学習、スポーツに頑張ろう。
    一、責任ある行動をとろう。
    一、栄徳生としてプライドを持とう。
    大きな声で、はっきりと揃って唱和できました。栄徳生にとっては当たり前かもしれませんが、私にとっては、感動の何者でもありませんでした。水無瀬五訓があったらやってみたいと思うくらいです。
    PTA会長の祝辞にも感動しました。「みんなに感謝します。本当にありがとう。」で始まりました。会長さんは、「卒業生みんなの頑張る姿を見せてもらった。保護者の方ともかかわらせてもたらった。先生方の教育に対する情熱を見ることもできた。今日の感動は栄徳高校に入っていなかったら味わえない。本当みなさん、ありがとう。」と涙をこらえんばかりで結ばれました。親として充実した3年間を過ごすことができたことが予想できます。
    もう一つ、そのPTA会長さんは、私の中学校のときの級友だったんです。これも感動です。来賓控え室に私がいるとPTA会長さんからおそるおそる声をかけて来ました。私はすっかり忘れていましたが、名前を告げられて思い出しました。中学卒業以来、三十何年ぶりで、卒業後、一度もあったことがないのですから無理もないでしょう。「どうしてわかったんですか。」と尋ねると「昔と全然変わらないから。」と言われたました。どういう意味なのでしょうか???瀬戸で生まれて瀬戸で育って瀬戸で働く、地元っていいですね。

  • 桜切る・・・

    公開日
    2014/02/19
    更新日
    2014/02/19

    校長のこちょこちょ話

    昔から「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」ということわざがあります。桜は剪定せずに「ほったらかし」でよいと言う意味ではありません。このことわざは、梅は「剪定しないといけない」ということを強調することわざです。桜には、テングス病など病気の他に、樹形をみだす徒長枝(樹木の幹や太い枝から上方に向かって真っ直ぐに長く太く伸びる枝)が発生します。これらを剪定しないと病気の蔓延による衰退、他の桜への感染、放置の結果枯損することで枯損部位からの腐朽につながります。思い切って枯れ枝・からみ枝(交差枝)・ふところ枝(こみ枝)・徒長枝など不要な枝は、剪定すべきです。剪定した後には、ペースト状の殺菌剤を塗布します。また、殺菌剤だけでは数ヶ月すると効果がなくなるので、木工ボンドや墨などを切り口に塗布したりします。本校でもシルバーの方による剪定が行われました。これが剪定後の桜の画像です。4月には暖かく新入生を迎えてくれることでしょう。

  • G組卒業文集

    公開日
    2014/02/13
    更新日
    2014/02/13

    校長のこちょこちょ話

    2月13日(木)G組の3年生から、卒業文集をいただきました。校長室に帰って読んでみると授業中に一生懸命に書いた真心が伝わってくる内容でした。今日は、お母さんが自分のお子さんに向けて書いた部分を一部紹介します。
    あなたが先生や友だちの力をかりて大きく強く成長ができお父さんもお母さんもうれしいです。
    弟の面倒や家のことをよくやってくれるようになって成長したと思います。本当にありがとう。
    あなたのことが大好きで守りたいという気持ちは誰にも負けないつもりでしたよ。
    いつの日か君の心に伝わる事を信じて・・・君がいてくれてよかった。
    ほんの少し読むだけで涙が出てきます。また一つ私の宝物が増えました。
    明日は、G組の卒業生を送る会です。立派に成長した姿を見せてください。

  • のぞみ展

    公開日
    2014/02/10
    更新日
    2014/02/10

    校長のこちょこちょ話

    のぞみ展に行ってきました。のぞみ学園は、障がいや発達上支援を必要とする就学前のお子さんたちの通園施設です。一人ひとりの状況に合わせた、自立のための基本的生活習慣や社会生活への適応性を身につけることが目標です。もちろん、のぞみ展でのぞみ学園をもっと知ろうと出かけたのですが、「一人ひとりの状況に合わせた」合理的配慮とはどんなものなのか見つけようというねらいもありました。中学校は40人学級で、一人ひとりの状況に合わせるにはむずかしさがあります。しかし、何かヒントになることはないだろうかと出かけました。やはり、施設や給食など安全とか安心に留意されているところは随所に見られました。実際に子どもたちが活動している場面を見させていただくと先生方のソフト面での配慮も見つけられたことでしょう。
    のぞみ展は、13日(木)までのぞみ学園、14日(金)から20日(木)までは、瀬戸市役所、21日(金)から27(木)までは、陶生病院で行われています。

  • 2月4日は立春

    公開日
    2014/02/05
    更新日
    2014/02/05

    校長のこちょこちょ話

    立春とは、「節分」の翌日の2月4日のことをいいます。「寒さがあけて春に入る日」いわば春の初日という意味があります。G組では、立春大吉と言って、迫力のある鬼の絵を描いてくれました。階段の踊り場にはってあります。2月3日の節分の日の給食は、かきたま汁、いわしの蒲焼き、切り干し大根サラダ、ごはん、節分豆でした。いわしを食べる習慣の由来は、いわしを焼くことで出る煙と臭いにあります。これらで邪気を追い払うそうです。豆は、自分の年の数に1を加えた数を食べると体が丈夫になり、風邪をひかないと言われています。また、豆を鬼にぶつけることで邪気を追い払い無病息災を願います。いずれも縁起物ですね。明日からは春、少しずつ少しずつ暖かくなっていくでしょう。

  • 手をつなぐ親の会新年懇親会

    公開日
    2014/02/05
    更新日
    2014/02/05

    校長のこちょこちょ話

    2月1日(土)瀬戸市文化センターで議員、健康福祉部、教育委員会を来賓として行われました。本校からはG組の保護者、G組担任、校長、教頭が参加しました。年々参加者が増えていき、今年は170名ほどになり会場が一杯になりロビーで懇親を深める人も出るほど盛況でした。参加団体はふたば園、アニモの家、まゆ、かいこ、麦の里、のぞみ学園、ジョブウェル、子ども家庭課、障がい者相談支援センター、のぞみ学園、春日台養護学校、瀬戸市立小中養護学校で、所員や教員及び保護者が参加しました。障害のある子の親と関係諸団体が年に一度、懇親を深めるこの会は大変有意義だと思います。以前はやすらぎ会館の5階で行っていましたが、手狭になり文化センターで数年前から開催しています。文化センターでも手狭になってきました。これだけでも会が発展している様子がうかがえます。会長の尾関さんの人柄に寄るところが大きいのでしょう。2時間の懇親があっという間におわりました。

  • コンブリオ・シンフォニカ定期演奏会

    公開日
    2014/01/27
    更新日
    2014/01/27

    校長のこちょこちょ話

    1月26日(日)吹奏楽団コンブリオ・シンフォニカの春SPRING定期演奏会が瀬戸市文化センターで行われました。その中で水無瀬中学校吹奏楽部と長根小学校音楽部が共演として参加させていただきました。約2時間の演奏会でしたがあっという間に終了時間が来てしまいました。
    まず、第1部はコンブリオ・シンフォニカの演奏です。地域のママブラスも水無瀬中学校吹奏楽部とともに参加しました。これだけ揃うとスケールが違います。ホール全体に響く演奏は圧巻でした。帽子をかぶっての演奏もあり聴く人を楽しませてくれました。
    第2部は水無瀬中学校吹奏楽部です。MCも生徒にかわり、和やかな雰囲気で演奏されました。
    第3部は長根小学校の音楽部の演奏で始まりました。途中でカラフルな衣装を着けたダンサーが登場したり、会場の参加者の指揮体験があったり、聴き慣れた曲が演奏されたりして飽きずに聴くことができました。音楽会というとついつい眠くなるのは私だけでしょうか。しかし、この日は眠くなるどころかとても楽しむことができました。すてきな日曜日の午後を過ごすことができました。ありがとうございました。

  • 感謝状授与

    公開日
    2014/01/10
    更新日
    2014/01/10

    校長のこちょこちょ話

    1月9日(木)瀬戸警察暑の感謝状贈呈式が瀬戸蔵つばきホールで行われました。いろいろな立場で警察活動に理解、協力した団体、個人に贈呈されました。その中で、「学校」といわれるのは水無瀬中学校だけでしたが、感謝状をいただきました。生徒会とPTAが連携してあいさつ運動を兼ねたドライバーに向けた安全運転の呼びかけや自転車安全教室の実施などが評価されたためです。たいへんありがたいことです。
    式の中で、安藤瀬戸警察暑長は、今年度の重点課題を3つあげられました。
    (1) 進入盗、自転車盗、車上・部品盗などの犯罪の抑止
    (2) 高齢者の事故、飲酒運転、粗悪運転のなど交通事故の抑止
    (3) 大規模災害への対応
    です。また、増岡市長からは、来年度から市長直轄の防災課の新設の報告がありました。

  • 人の心を変える『そうじの力』

    公開日
    2014/01/09
    更新日
    2014/01/09

    校長のこちょこちょ話

    イエローハット創業者の鍵山秀三郎さんのお話です。
    鍵山氏は身をもって社会還元を実践する日本では稀な企業人です。「私も怒ることはありますが、決して人を恨まないんです。恨みはすさみを生み、世の中が悪くしかなりません。私はこの「心のすさみ」が大嫌いで、なくして少しでも社会をよくしたいと始めたのが、そうじという小さな行動でした。そうじをすると心が澄んでくるんですよ。」と鍵山氏は語りはじめます。
    私が自動車業界に入った昭和20年代は業界全体が職場も乱雑、従業員も粗野で、汚い部品販売店に一般のお客さんなど来もしません。最初に勤めた会社で環境を変えなければダメだと、私はまずトイレそうじを始めました。理由は人がいちばんいやがる汚い場所だからですよ。よけいなことだといじめらましたが、職場から店まできれいにしていくうちに客層が上がって従業員のモラルも上がっていったんです。
    最初は、「好きでやってるのか」という程度で、無関心でしたね。でも私は見返りを求めているわけじゃありませんから、社内そうじも洗車も毎日徹底しました。平日のそうじは業務外の早朝か夜なのですが、夜中に泥棒と思われて警察に踏み込まれたこともありました。
    こちらがなにも言わないのに社員が自発的に手伝うようになるまで、10年かかりました。まず洗車、廊下、そして最後はトイレまでいきましたね。そのころには来店するお客さんが「君の店はよそとはちがう」と言ってくださるほど、社員は表情も気持ちよく、心からのサービスができるようになっていたのです。
    今では社員のそうじ活動は社外にまで広がりました。新入社員にトイレそうじは体験させますが、毎朝のそうじは規則ではなく自発的なもの、参加できる社員でしています。
    中目黒にある自社から国道246号線、駒沢通りあたりまで半径約2.5キロの道路や公園のゴミを拾い、10種類以上の資源ゴミに細かく分別するんです。ゴミ専用の倉庫も作ったし時間も手間もかかりますが、利益をあげる以上、それを社会に還元し役立てなければ企業としての意味がありません。
    日本人は戦後、豊かさを手に入れる一方で、人への思いやりや公徳心といったものを失ったとつくづく思います。豊かさと温かな心を両方もてば人は本当の幸せを手に入れられるはずでです。
    私は最初から素手でトイレそうじをしていますが、いちばん合理的に便器を磨きあげられるからなんです。小便器の水漉しなど持ちあげると茶色いどろどろの汚水がたれるほど汚れていますが、一度さわってしまえばウソのように躊躇は消えてしまいます。
    汚さ臭さに躊躇すると臆病になると言う鍵山氏は、トイレそうじを通じて広島の暴走族を更正させた経験があります。嫌悪感むき出しの彼らを参加させたひと言が、「なんだ、勇気ないな」です。冗談じゃないと俄然ワルたちは素手で便器をつかみ、いつのまにか真っ茶色の便器をぴかぴかに磨く行為に夢中になっていったのです。最も汚い仕事に真剣になる大人を目の当たりにし彼らの心が動いた、浄化されたのです。
    私は少年たちと同じ目線で話しましたが、誰にも同じ態度で接するのと同様に見えない人にも気をつかうことで世の中わずかでもよくなると考えているんです。
    物を整理しそうじすることは頭をそうじすることでもあり、ムダや汚れに気づくようになる、ものごとに気づく人間は人にも気配りができ、喜ばすことができる人間です。
    そうじ好きの両親から貧しくてもきれいに暮らせることを教わった鍵山氏の実践の伴う説得力のある言葉です。池田先生いいお話をありがとうございました。
                        

  • 窯出し

    公開日
    2013/12/27
    更新日
    2013/12/27

    校長のこちょこちょ話

    本校にはガス窯と電気窯がありました。ガス窯は作品の味を出すのには適していますが、操作に技術が必要なことが難点です。また、ガス漏れによる事故も心配です。電気窯はスイッチを入れておけば自動で温度調整をして焼き上がります。何年も前からガス窯に変えて、大型備品で電気窯をお願いしていたのですが、なかなかかなえられませんでした。しかし、今年、ついに電気窯を購入することができました。12月に設置が完了して、初めての本焼きでした。1230度は焼き終わりの温度です。やっと315度に下がったので窯出しをしました。作品を窯から出すときも手袋を二重にはめないととても持てません。割らないように慎重に作業台に運びました。作品は、PTAの陶芸教室で作ったものです。陶芸教室での作品鑑賞会は、1月27日ですが、記念に予定を早めて本焼きをしました。陶芸教室に参加した方は、とても楽しみでしょう。これで電気窯2台でどんどん作品を焼いて来年のせともの祭で出品できます。

  • ワックスがけの次の日は

    公開日
    2013/12/19
    更新日
    2013/12/19

    校長のこちょこちょ話

    毎学期の終わりに学年ごとにワックスがけをします。教室から机、椅子、配膳台などすべて動かすことができるものを廊下に出して、何もない状態にしてワックスがけをします。一晩乾かして次の朝を迎えます。その時に、廊下に出してあったものを教室に入れる作業が必要になってきます。教室から出すときはまだ全員いるのでそれほど苦労なく出すことができます。しかし、翌朝入れる作業は大変です。早く来る生徒は、部活動のカギ当番や早くから部活動がやりたい生徒です。それなりの目的を持って早く登校するのです。その生徒の気持ちは、「自分の机と椅子だけを入れて朝の部活動に早く行きたい。」でしょう。よくわかります。しかし、自分のクラスのものをすべて教室へ入れるのです。中には隣のクラスのものを入れてからでないと自分のクラスのものを入れることができない状況にあるときがあります。その時は、隣のクラスのものをはじめに入れます。昨日、今日は雨だったので朝の部活動がない運動部もあります。しかし、机を入れるためだけに早く来る生徒もいます。「いつも早く起きるから」と照れ隠しをします。遅く来た生徒が廊下に自分の机と椅子がぽつんと残っていたらどんな気持ちになるでしょう。そんな優しい気持ちもあるのでしょう。もう、数年前から「これが当たり前」になっています。水無瀬中のすばらしい伝統でしょう。

  • 生活展(南保育園)

    公開日
    2013/11/29
    更新日
    2013/11/29

    校長のこちょこちょ話

    南保育園の生活展に行ってきました。まつぼっくりどうぶつ、クリスマスツリー、すすめ!だんごむし、ドングリピカソ、おおきなおいも、かま垣の小径、おさんぽパックなどが展示してありました。ネーミングのおもしろさにまず圧倒されます。一つ一つの作品を見るといろいろなところに園児の思いがあり、その思いをうけて先生の指導があります。また、これだけの作品を展示するための先生方の努力は想像にあまるものです。いつもいつも南保育園へ行くと中学校教育が見習わなければならないヒントがかくれています。