学校日記

ワックスがけの次の日は

公開日
2013/12/19
更新日
2013/12/19

校長のこちょこちょ話

毎学期の終わりに学年ごとにワックスがけをします。教室から机、椅子、配膳台などすべて動かすことができるものを廊下に出して、何もない状態にしてワックスがけをします。一晩乾かして次の朝を迎えます。その時に、廊下に出してあったものを教室に入れる作業が必要になってきます。教室から出すときはまだ全員いるのでそれほど苦労なく出すことができます。しかし、翌朝入れる作業は大変です。早く来る生徒は、部活動のカギ当番や早くから部活動がやりたい生徒です。それなりの目的を持って早く登校するのです。その生徒の気持ちは、「自分の机と椅子だけを入れて朝の部活動に早く行きたい。」でしょう。よくわかります。しかし、自分のクラスのものをすべて教室へ入れるのです。中には隣のクラスのものを入れてからでないと自分のクラスのものを入れることができない状況にあるときがあります。その時は、隣のクラスのものをはじめに入れます。昨日、今日は雨だったので朝の部活動がない運動部もあります。しかし、机を入れるためだけに早く来る生徒もいます。「いつも早く起きるから」と照れ隠しをします。遅く来た生徒が廊下に自分の机と椅子がぽつんと残っていたらどんな気持ちになるでしょう。そんな優しい気持ちもあるのでしょう。もう、数年前から「これが当たり前」になっています。水無瀬中のすばらしい伝統でしょう。