学校日記

「生きる」について考える

公開日
2013/08/19
更新日
2013/08/19

校長室より

 みなさんは夏休みのをどのように過ごしてきているでしょうか。学習や部活動に打ち込んでいる人、旅行をして家族と充実した日々を過ごしている人、友だちと出かけて楽しく過ごしている人など様々でしょう。夏休みは普段の生活とは違い、時間が十分にあります。是非この十分な時間を利用して夏休みにしかできないことに挑戦してください。 この十分な時間を利用して「生きる」ことについて考えてみて欲しいのです。
 例えば、東日本大震災で被害に遭われた方々についてです。私たちは東日本大震災に遭われた方へ何度も義援金を送っています。震災当初は食べ物、飲み物、生活物資が必要になります。次にお金が必要なことはわかります。しかし、2年以上経過した今、被害に遭われた方々は何が必要なのでしょうか。
 また、戦争について考えてもいいでしょう。「戦争はいけない」ことは誰でも知っています。しかし、どうして世界では戦争が起きているのでしょうか。竹島に韓国の人たちが上陸したとか、尖閣諸島付近を中国船が航行したとか、沖縄のアメリカ軍基地の問題とか対応を間違えたらすぐに戦争に発展しかねません。これらの課題は国をあげて解決することですが、中学生の君たちは何ができるのでしょう。
 いじめによる自殺も奥が深いものがあります。「いじめはいけない。」「自ら命を絶つことはいけない。」ことなど十分知っています。しかし、そうと知りながら夏休み前には名古屋で「いじめによる自殺」が起きてしまいました。政治は政治、学校は学校のやるべき課題があります。中学生の君たちには何ができるのでしょう。
 他にも高齢者や障害者の介護の問題、ガン、心筋梗塞、脳梗塞など医療の問題など考えて欲しいことはたくさんあります。長い時間に余裕のある夏休み、是非、考えてみてください。
                      平成25年8月19日 全校集会にて
                          水無瀬中学校長 浅井 大司