生き抜く力
- 公開日
- 2013/04/12
- 更新日
- 2013/04/12
校長室より
新入生のみなさん、ようこそ水無瀬中学校へ。WELCOME!WELCOME!といったところでしょうか。入学式・始業式から1週間がたち、やっとちょっと落ち着いきたかと思います。今日は、皆さんを歓迎する会です。大いにリラックスして楽しんでください。
ところで、ちょっとむずかしいお話をしますが、学習指導要領では「生きる力」を育むよう記されています。しかし、私はあえて「生き抜く力」と「抜く」を付け加えたいと思います。生きているだけでは楽しくありません。生き抜いてこそ楽しさを味わうことができます。水無瀬中学校でも生き抜いているものがあることを知っていますか。一つは「根性松」です。本館と南館をつなぐ通路のところにあります。レンガとレンガのつなぎ目のコンクリートのところに根を生やしています。私が水無瀬中学校に来た17年前は本当に小さく20センチもありませんでした。毎年、毎年少しずつ成長し、今では30センチ以上になっています。コンクリートの隙間に根をはっているのですから栄養分はほとんどありません。晴れの日が続けば水分もすぐに枯れてしまいます。まさに生き抜いている松の木です。もう一つは、「おたま」です。昨年の9月にひょうたん池で見付けました。「すぐにかえるになるだろう」と思って軽い気持ちで校長室の前で飼っていたのですが、未だにかえるになりません。寒い、水温の低い日を乗り越えてずいぶん大きくなってきました。このおたまも生き抜いています。この後いつかえるになるのか全くわかりません。ワクワク、ドキドキです。
私は、根性松を見て何度も勇気づけられました。おたまを見てワクワク、ドキドキ感を味わうことができました。この会の帰りに一目見て行ってください。
2、3年生のみなさん、今日は合唱に期待しています。また、G組のみなさんは1年生も加わってのハンドベルです。がんばってください。
平成25年4月12日 新入生を迎える会
水無瀬中学校長 浅井大司