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今週は比較的安定していますが…

公開日
2012/08/23
更新日
2012/08/23

ニュース

 先週末は、大気の状態が非常に不安定になり、各地で落雷の被害がありました。

 新聞やテレビのニュースで繰り返し取り上げられていましたが、雷の特性を正確に知っておく必要があります。

・「雷鳴(雷の鳴る音)」が聞こえたらすぐに避難する。その前兆の「黒雲」が見えた段階で避難する方がより確実である。

・鉄筋コンクリートの建築物(マンションなど)や本格的木造住宅(一戸建てなど)の中に避難する。但し、壁,柱,天井から1m以上離れる。

・安全な建物の中でも、電気器具からは1m以上離れる。また、雷が水道管やガス管を伝わる場合があるので、洗面所,浴室,台所は使用しない方が良い。

・バス,車,電車の中は安全である。但し、ハンドル,スイッチ,車体などには触れない方が無難である。

・有線の固定電話より、コードレスの子機や携帯電話の方が安全である。

・山道などでは「トンネル」や「洞窟」の中に避難する。

・高い木や煙突などの真下は大変に危険である。木から少し離れた『保護範囲』では被害を受けにくい〈画像参照〉。

・雷は細く高い所に落ちるので、傘をさすのは危険である。

・サッカー場や田畑など、平坦で周りに何も無い場所も危険である。そんな所では、手足を地面に付け、できるだけ低い姿勢をとって雷が通り過ぎるのを待つ。

※ 以前よく言われていた「金属に落ちやすい」は俗説である。金属製品を身に付けていても付けていなくても、危険度は変わらない。

※ 「ゴム長靴を履いていると、また雨合羽を着ていると安全である」というのも俗説である。決して雷避けにはならない。

「運動場で遊んでいたら急に雷が鳴り始めた」という時には…

・校舎に近ければ急いで中へ走りこむ。
・校舎からかなり遠く離れていたら、地面に手足を付けてできるだけ低い姿勢で待つ。

「登下校中に急に雷が鳴り始めた」という時には…

・急いで自分の家や友だち,同じ通学班の人の家に避難する。
・近くの家,商店,会社などに避難させてもらう。

 落雷被害では、最悪のケース、死に至ることも考えられます。

 「地震⇒雷⇒火事⇒親父」

 4番目の「親父」は、余程のことがなければ怖くないかも知れませんが、1〜3番目の怖さは、昔も今も変わりません。

 正しい避難の仕方を知る・知らないが「生死」を分ける場合もあります。

 ご家庭でも十分にご指導願います。