記事

プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動

公開日
2011/08/11
更新日
2011/08/11

ニュース

 少し前にも、紹介させていただきましたが、コラムニストの志賀内泰弘(しがない・やすひろ)さんは、『プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動』を続けてみえます。

 この運動には、現在の小・中学生が、今から『ギブ・アンド・ギブ』の精神を学び、『プチ紳士・プチ淑女』になることができれば、世界を変える力を生むであろう…という願いが込められています。

 「本来は有料の月刊紙を、小中学校へは無料で配布していただける」ということを知り、メールで申し込みをさせていただいた所、早速お届けいただきました。

 今回は計8点の資料を頂戴しましたが、その中の一つ、小冊子「たった一言で(第2巻)」から…

 
 わたしはある日、夜中に目が覚めてしまった。リビングに行こうとしたら明かりがついていた。両親の話し声も聞こえた。何を話し合っているのだろうと思い、少しの間隠れて聞いていた。

 母は父にテストの点数や授業のことなど、今日私が母に話したことをとてもうれしそうに父に話していた。私はその姿を見て少しうれしくなった。

 今度は、父が私のいいところを話し始めた。母から聞いた話の感想のようだった。その中に、「ゆうなは、みんなにいろいろなことを譲れて、優しいね」と言っていた。私はその言葉がとてもうれしかった。

 私は、友達にいつも譲ってばかりいてあまり自分の意見が言えなかった。私はそれを自分の短所だと思っていた。でも父は私の長所として見てくれた。それがとてもうれしかった。それを聞いて私はうれしい気持ちで床についた。

 このでき事はいまも私の心の中にある。

 
 とても素敵な親子の関係ですね。いろいろなことを譲ってしまう娘を、「もっと積極的に行動すれば活躍できるのに」と評価せず、「優しい子で良かった」と思うことのできるお父さんの素晴らしさに心打たれます。

 そう言えば先日、退勤する私に向かって、ある女の子が「いつもありがとうございます」と声を掛けてくれました。

 突然のことで、「えっと、何のことかな?」と聞き返すと、「いつも書写の授業で教えてくれてありがとうございます」と言いながら、丁寧にお辞儀をしてくれました。

 「どういたしまして」とお辞儀を返すと、にっこり微笑んでお母さんの車に乗り込みました。

 1日の仕事の疲れが吹き飛ぶ、嬉しいプレゼントがもらえました。

 話は変わりますが、本校にも「プチ紳士(候補)」「プチ淑女(候補)」が一杯います。

 今年度に入ってからも、色々な「親切」を見たり聞いたりしました。

 来学期からのHPでは、一人でも多くの「プチ紳士・プチ淑女」を紹介していきたいと思います。

 いい話の広場… http://www.giveandgive.com/