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熱雷にご注意ください!!

公開日
2011/08/09
更新日
2011/08/09

ニュース

 既にHP上にテロップを流していますが、本日(9日)は午前7時39分に、『雷注意報』が発表されました。

 一昨年度は、結構、頻繁に『雷注意報』が発表され、「プール開放」が中止になることが多かったと記憶しています。 

 それに対し昨年度は、余り『雷注意報』が発表されず、ほぼ毎日の様に開放されていたと思います。

 そして今年度は、一昨年度の再来です。せっかくの開放日がほとんど潰れてしまいました。

 最近、天気関連の番組で、「熱雷」という用語をよく耳にします。「気温が高い」「湿度が高い」という条件が揃うと発生しやすいということです。でも、この時期、ほぼ毎日そんな状態ですので…。

・地表近くの湿った空気が熱せられると上昇気流を引き起こす。

・その上昇気流は、上空1万メートル付近まで一気に上り詰め、零下10度以下の空気に冷やされ積乱雲を形成する。

・この高さの積乱雲は100%発雷する…という流れの様です。

 熱雷を引き起こす雲の特徴は、独特の黒っぽい色をしています。積乱雲に厚みがあるため、雲の下の方が太陽の影となって黒く見える…と聞きました。

 この黒っぽい雲が上空にやってくると、間もなく、強烈な雨と雷が始まります。

 昨日、瀬戸市はほとんど関係なかった様ですが、尾張旭市や名古屋市守山区では、数10分にわたって「激しい雨」と「熱雷」が続きました。落雷による停電もあった様子で、消防自動車や中部電力の車が出動していました。

 本日の『雷注意報』も午後に備えて発表されたものと想像します。今(午前10時)の空を見る限り、雷雲は見当たりません。

 昨年度・今年度と本校では、体育の授業で水泳を行う際に、『雷注意報発表 即 水泳中止』とはしてきませんでした。

 気象情報や中部電力の雷情報、そして目視による雷雲の確認を通して、「継続」または「中止」の判断をしました。

 お陰で、ほぼ全部の学年・学級が、決められた水泳のカリキュラムを消化できました。『雷注意報発表』の度に水泳の授業を中止にしていたら恐らく…。

 「プール開放」は学校管理下ではなく瀬戸市が行っているものですので、「開放 or 中止」に学校が口出しすることはできません。

 但し、現在の『雷注意報発表』のタイミングを考えると、来年度以降も、「開放できなくなる日が多くなってしまうかな?」という思いはあります。
 
 本日の名古屋地方気象台発表の内容は、
 
 瀬戸市 [発表]雷注意報 雷 注意期間 9日昼過ぎから 9日夜遅くまで

 ですので、こんな時には、空模様を見ながら「午前中だけでも開放できる」と良い様にも思えます。

 但し、万が一のことを考えると、現状では、『雷注意報発表 即 開放中止』もやむを得ないのでしょう。