学校日記

県大生の特別授業「異文化にふれよう」  (1)

公開日
2013/12/18
更新日
2013/12/18

校長室から

 八幡小学校は在籍する外国人児童の活動を支援することを目的に、愛知県立大学との協力体制のもとで、外国語を専攻する学生さんの派遣や出前授業の実践など、さまざまな活動を展開しています。
 2011年9月には、異文化理解教育についての研究をすすめている外国語学部国際関係学科 高阪香津美ゼミの学生さんらが来校して4年生(当時)を対象に国際理解教育の出前授業「ダンデライオン」を実践してくださいました。
 こうした実践をきっかけにして、今後も県立大学との連携を深めながら日本人児童と外国人児童がそれぞれのちがいを理解してグローバルな視点で生活する中で、互いを尊重し合えるような学習環境づくりを継続していくことを約束しました。

 12月18日(水)の午後、県立大学より高阪先生とゼミの学生さん(以下 県大生)6名が来校して、4年生を対象に「異文化にふれよう  −世界の音楽から−」と題した特別授業をしてくださいました。(5限:4年1組  6限:2組)
 ここでは5時限に4年1組(担任:藤谷教諭)の教室で行われた授業のようすを紹介したいと思います。
 授業のはじめに、県大生のお姉さんは、民族楽器で演奏される音楽を聴かせて国の名前を考えるクイズを出しました。音源だけではわからないときは民族衣装や食品、遺跡など文化がわかる写真を提示して考えさせました。
 日本、ペルー、フィリピン、韓国、アメリカ、アイルランドの順で出題され、答えのわかった子は前に進み出てその国旗を地図にはりつけていきました。
 アンデスのフォルクローレ(音楽)が流れると、表情がぱっと明るくなって手を挙げて答える男の子(母の祖国がペルー)や誇らしげに親類の住むフィリピンの国旗を地図に貼る女の子、超難問として出題されたバグパイプの発祥の地を答えてしまう男の子などなど・・・われわれ大人の予想を上回る子どもたちの異文化に対する認識やふだんの生活では見せない誇らしげな表情など驚きの場面がたくさんありました。