カイゼンセミナー (1)
- 公開日
- 2013/10/16
- 更新日
- 2013/10/16
校長室から
瀬戸市の「キャリア教育推進事業」は、商工会議所がNPO法人アスクネットとともに経済産業省による「地域自律・民間活用型キャリア教育プロジェクト」の委託を受けたのをきっかけに、教育界をはじめ、産業界、保護者など各方面の協力を受けて、平成17年度にスタートしました。
地場産業など地域全体が、瀬戸市の豊かな発展をめざし将来の担い手である小中学生へ積極的に働きかける活動を展開させているところが瀬戸市のキャリア教育の大きな特色であると思います。現在、この活動は県内の各方面からも注目を集めています。
「キャリア教育」と聞くと、事業所を訪問して職業体験をしたり、社長の講義を聴いたりするイメージが強いようですが、そうした活動はもちろんのこと、体験型ゲームやワークショップ、勤労生産活動など内容は多方面にわたります。
その目的は、学校だけでは体験できない、世の中との接点を実感する体験によって「自己理解」、「社会理解」、「自己効力感」を育てることです。簡単に言うと、「社会と自分とのつながりや自分自身のよさに気づくこと」をめざしています。
八幡小学校も市内の小学校に先駆けて、平成17年度よりキャリア教育に取り組んできました。
10月16日(水)の3・4時限、河村電器産業の社員のみなさまを講師としてお招きして5年生(1、2組)を対象に、体験型ゲームの「カイゼンセミナー」の授業が行われました。
カイゼンセミナーの授業は、まず講師のみなさんが勤務している河村電器産業の会社紹介からスタートしました。
教壇に立つ講師が担任ではなく、自分たちのお兄さんのような年齢の人たちであること、さらに商工会議所のスタッフなどのお客様などたくさんの大人が見守る中、子どもたちはオープニングからテンションが高めであります。
子どもたちが視聴するプレゼンテーション資料から教材などの学習セットや道具にいたるまで、すべて河村電器さんに用意していただき「カイゼンセミナー」の授業がスタートしました。