◎八幡小の歴史(平成13年度 2)
- 公開日
- 2013/08/29
- 更新日
- 2013/08/29
校長室から
平成13年5月17日(木)、プール横で、温水シャワー設置のための工事が始まりました。
私が瀬戸市の教員に採用された昭和50年代後半は、ちょうど市内の小学校にプールが新設された時期に重なりました。
敷地内にプールが完成した学校は、それまでバスに乗って市民公園まで出かけて行っていた水泳の授業が、学校で実施できるようになりました。ただ、その頃の水泳の授業では、入水するまでに子どもたちは“二つの試練”に耐えなければなりませんでした。
まず、一つ目は「冷たいシャワーの試練」でした。プール開きの行われる6月頃はまだまだ気温が24度前後のことが多く、準備運動を終えた子どもたちにとって、水道水のシャワーを浴びることは、滝に打たれる修行に近いものがありました。あの頃の子どもたちがシャワーを気持ちよく感じたのは、夏休みに入ってからの「プール開放」の時だったのではないでしょうか?
二つ目は「腰部消毒槽(ようぶしょうどくそう)」の試練です。腰部消毒槽とは、4〜5段のステップと手すりがついた小さな水槽(すいそう)で、プールサイドでも、あまり直射日光の差し込まない日陰にあって、夏でもヒンヤリしたスペースでした。
冷水(?)シャワーを浴びた子どもたちは、冷たくて、塩素系のツ〜〜ンと鼻をつく臭いのする消毒液が入っていた消毒槽を通過しなければいけませんでした。足早に通過して先生に見つかると、
「ちゃんと10まで数えて、出ていらっしゃい!」と叱られたワンパク坊主もいました。「冷たいシャワー」と「消毒槽」は、お父さん、お母さんにとってもなつかしい思い出ではないでしょうか?
6月18日(月)、待望のプール開きが行われ、気持ちよさそうに温水シャワーを浴びる子どもたちの姿がありました。
12月2日(土)、八幡小学校音楽部は、三重県松阪市で行われた「東海北陸バンドフェスティバル」に参加しました。この時の記録写真は残念ながら本校には残っていません。お持ちの方がいらっしゃいましたら、学校まで連絡をください。