残暑お見舞い申し上げます
- 公開日
- 2013/08/09
- 更新日
- 2013/08/09
校長室から
二十四節気の一つである「立秋」もすぎました。暦の上では秋ですが、まだまだ毎日暑い日がつづいています。
夏雲は岩の如く、秋雲は砂の如く (正岡子規)
夏の空に見える雲は、垂直に発達するのが特徴です。夏雲の代表的なものが入道雲。この雲は、熱い太陽に熱せられた地面からの激しい上昇気流で生まれ、やがて大きな雷雲を作ります。これとは対照的に秋雲は水平方向に流れるような雲が多いのが特徴で、ほとんど低気圧が接近したときにできる雲です。
まだしばらくは、太平洋高気圧の勢力が強く、日本付近に近づく低気圧は高気圧にはじかれるように避けてとおるようです。
空が少しずつ高く感ずるようになり、もくもくと沸き上がった夏の雲の上に、砂をすっと刷毛(はけ)で掃いたような秋の雲が隠れるように見える季節になるには、もう少し時間が必要なようです。
夏休みも“折り返し地点”となりましたが、熱中症によって病院へ搬送される方もまだまだ多いようです。水分補給をしっかりして楽しい毎日をおくってください。