学校日記

外国人児童へのサポート (3)

公開日
2012/06/26
更新日
2012/06/26

校長室から

  外国人児童へのサポートの第3弾です。
 八幡小学校にはペルーなど南米諸国から来日した児童およびその保護者をサポートするために愛知県より語学相談員さんが派遣されています。前回(6月19日)は語学相談員の土居さんの活動を当ホームページにて紹介いたしました。
 今回は、(県)語学相談員でスペイン語担当の三好さんの紹介をさせていただきます。  
 語学相談員の三好さんは、学校から配付される日本語の文書の内容が十分理解できない保護者のためにスペイン語に翻訳する仕事をしてくださるだけでなく、授業に参加して担任から出される指示や質問の中でも、外国人にとって難しい表現や言葉の意味を通訳する学習支援もしてくださいます。
6月26日(火)の4時限目、三好さんは6年1組(担任:小山教諭)の社会科の授業に参加して、ペルーから来日してきたキアラさんの学習サポートをしてくださいました。
 今日の授業内容は、歴史上の人物「豊臣秀吉」の業績をまとめることでした。担任の小山教諭から出される指示や説明をわかりやすくキアラさんに伝えたり、視聴覚教材を同時通訳したりする活動となりましたが、社会科の学習では専門用語が多く、歴史的背景が知らないと理解が難しいことが多く、ストーリー展開の速さに三好さんも苦戦されているようでした。
 相談員さんの来校日は、月に数回と確かに少ないですが、こうしてマン・ツー・マンで支援をしてくださる相談員さんの存在は外国人児童にとって、とても心強いものであることは確かです。巡回訪問の回数が増えること、将来的には相談員さんが常駐するような環境が整うことを願います。