校内研修(4年1組)
- 公開日
- 2012/06/12
- 更新日
- 2012/06/12
校長室から
校内研修「一人一授業・教師の腕をみがくシリーズ」の第2弾は、なんと杉山教諭の授業につづいて4時限目に4年1組で行われました。
授業を行ったのは、教務主任の福留教諭です。当初の予定では6月の第1週に行うはずだったのですが、諸事情により延期したところ、杉山教諭の授業日と同じになってしまいました。
福留教諭は、「いじめをなくす」というテーマで道徳の授業を公開しました。
はじめにプレゼンテーションソフトで、4年生対象に行った「いじめに関するアンケート」の集計結果を子どもたちに見せて話し合いが行われました。印象的だったのは、「いままでに、いじめられたことがありますか」の設問に、学級の半数以上の人が「ある」と回答した結果をみたときの子どもたちの反応でした。
次に、「いじめられたら大人に怒ってもらえばよい・・という考えをどう思いますか」との質問に「いいことだと思う。勇気を出して早く言ったほうがよい」という意見もあれば、「叱られた人がかわいそうなので、大人でなく自分たち子どもの力で解決した方がよい」という意見もつづき、ディベートのような展開になる場面もありました。
福留教諭は、読み物資料を子どもたちに聞かせた後、「いじめをなくすために、自分は何ができるのか」を子どもたちに話し合わせ、小学校4年生を担任していた頃に経験した「いじめに関するエピソード」を子どもたちに紹介して授業をしめくくりました。
「人の気持ちを考えるようになりたい」
「みんながやさしく、なかよしになれば よい」
子どもたちはみんな、深くいろいろな考えを持っていることがわかる授業でした。
「いじめ・不登校ゼロをめざして」は瀬戸市をはじめ小・中学校が取り組む教育課題の一つです。
心の中にある「素晴らしいもの」が実際の生活の中で実践できるような人に成長できるよう、われわれは励ましていきたいと思いながら4年1組の教室を後にしました。