学校日記

5年生「食育の授業」 (1)

公開日
2012/01/30
更新日
2012/01/30

校長室から

 1月30日(月)は、栗田栄養士の巡回指導日です。
 栗田さんは、学年閉鎖があけて久しぶりに登校した5年生を対象に「食育の授業」をしました。ここでは3時限目に行われた5年2組の授業のようすを紹介します。(同じ内容の授業が4時限目に1組でも行われました)
 学校現場でよく聞かれるようになった『食育』という言葉。新語のようなイメージがありますが、実は明治の頃からあった言葉で、「体育」、「知育」、「徳育」と並んで重要な教えの1つとして用いられてきました。その後「知育、体育」などが重視され、「徳育」と「食育」についてはやや忘れられがちでマイナーな存在となってきていました。
 ところが、近年あらためて『食育』に注目が集まっています。それは、子どもにも広がってきた生活習慣病の問題、食のバランスの崩れと子どもの心の問題など、さまざまな面で子どもの健全な発育に食の問題が欠かせないものであることが分かってきたからなんです。
 小学生の頃から食べ物に対する興味を育ててあげて、自分で自分の健康を考え、食べ物を選んだり、体調を整えることのできる人になってほしいものです。

 今回の食育の授業は、家庭科「栄養素について知ろう」というテーマで行われました。
 はじめに栗田さんは人体模型図を提示して、食べ物がたくさんの時間をかけて体の中を通過するときに栄養や水分が吸収されていくことを説明しました。次に、食品は「からだの調子をととのえるもとになるもの」や「からだをつくるもとになるもの」、「熱や力のもとになるもの」の3つの栄養グループに分けられることを確認しました。
 子どもたちは栗田さんから配られた「食材カード」がどのグループに属するのかを考えて黒板に貼っていきます・・・・