読書週間(11月2日)
- 公開日
- 2011/11/02
- 更新日
- 2011/11/02
図書ボランティアより
11月2日(水)、図書ボランティアの三井さん、谷口さんが来校されて、3年1組、4年1組でそれぞれ読み語りをしてくださいました。今回は谷口さんの読み語りを紹介させていただきます。
谷口さんが選んだ絵本は、あまんきみこ作「ぽんぽん山の月」です。登場するのは、子ウサギ、やまんば、秋風の子などです。「やまんば」が登場するから、こわいお話と思いきやこれがなんとも心あたたまるストーリーなのです。
山奥に住む、恥ずかしがり屋のやまんばがおりました。ある月の美しいばんでした。ふもとの町まで団子を買いに行った帰りのやまんばはお月見をする子ウサギたちを見かけます。
月の中に、お母さんの姿を見た子うさぎたちが、呼びかけます。
「おかあちゃん、おりといでよ。」
「おなか、すいたよう。」
やまんばは、一匹の親うさぎが、猟師に撃たれたのを見たことがあります。
--------ひょっとしたら。
やまんばは、団子の包みを草の上にそっと置き、夢中で逃げ出しました。
それを見ていた 風の子は・・・・・
あまんきみこさんの絵本の世界では、やまんばも優しい存在に描かれていきます。
秋の夜長に子どもたちに読んで聞かせたい一冊です。