学校日記

9月9日 重陽の節句

公開日
2025/09/09
更新日
2025/09/09

学校紹介

 今日は9月9日。中国では陰陽思想の中で、奇数を陽、偶数を陰としていました。一番大きな奇数である9はとても大きな力があるとされ、その9が重なる9月9日はよいことずくめのめでたい日とされ、無病息災や長寿を願う日とされていました。思えば五節句(人日【1月7日】、上巳【3月3日】、端午【5月5日】、七夕【7月7日】、重陽【9月9日】)は全て奇数ですね。

 一方でめでたいことが重なりすぎて逆に災厄が降りかかるともされていました。(ややこしいですね)そのため邪気払いをすることも盛んに行われていました。旧暦の9月には菊の花が見頃です。菊には邪気を払う力がされていましたし、そこで日本ではお酒に菊の花を浮かべて飲んだり、「着せ綿」と言って菊の花に綿を被せて一晩おき、夜露で濡れた綿で肌を拭いて肌を若返らせようとしたりしていたそうです。若々しさを求める思いは古今東西を問わずと言ったところでしょうか。

 さて、学校では普段通りに授業が進んでいます。1年生は国語の音読、2年生は音楽で「虫の声」を歌いました。擬音語がふんだんに使われていて面白いですね。3年生は書写の時間の終わりでしたので片付けの真っ最中でした。毎回「字の上手な子は墨で体も周囲も汚さない」と言っていますが、どうしても3年生は手や顔、体に墨がついてしまいますね。それでもだんだんと汚す範囲が狭くなってきています。上達していますね。4年生は算数で3桁割る2桁の割り算でした。練習問題をたくさん解いて体にしみこませてほしいです。5年生は家庭科の裁縫でした。玉留め、玉結びが上手にできたでしょうか。6年生は理科で天体のことを勉強していました。月の満ち欠けについて太陽、月、地球の関係について確認していました。