学校日記

12月6日 月曜集会

公開日
2010/12/06
更新日
2010/12/06

はたとうの風

きょうは、放送による月曜集会です。「電池が切れるまで」という話を紹介しました。低学年の子には分かりづらいところがあったかもしれません。お家で話題にしていただければと思いますので、放送内容と詩を載せます。

【放送】
「電池が切れるまで」という本を読みました。この本は、長野県に住む小学校4年生の宮越由貴奈(みやこしゆきな)さんという女の子が病気とたたかいながらがんばって一生懸命に生き、周りの人に生きる勇気や希望を与えたほんとうのお話です。

宮越由貴奈さんは、5歳の時、とても重い病気にかかってしまい、病院で繰り返し大きな手術や治療をする生活を送らなければなりませんでした。でも、病院では、入院をしている子どもたちのために学校の先生が来てくれて授業が行われていました。

ある時、由貴奈さんは理科の授業で乾電池の実験をしました。先生が言った通りに電池をならべてつなぐと、豆電球がピカッと光ります。「わっ、きれーい」。
由貴奈さんがスイッチをおすのにあわせて、電球がチカチカと光ってとてもきれいです。わくわくする実験をしながら、由貴奈さんは気付きました。
「そうか!電池はたいせつに使うと長持ちするんだ。使えなくなったら、新しいのと交換すればいい。でも…」
由貴奈さんは、自分の命がまるで電池のようだと気付いたのです。けれど、命の電池は交換することができません。「自分の命も、友だちの命もだいじにしよう!病気でも頑張ろう!」由貴奈さんは、この時の気持ちをずっと忘れませんでした。

病院の毎日は、つらい病気とのたたかいです。治療で苦しくて、痛くて、悲しくて泣いてしまう時もありました。そんな中でも、病院の中の学校は、入院している子どもたちが大勢集まり、明るく楽しく過ごせるところでした。でも、入院している間に、お友だちと悲しいお別れをしなければならないこともありました。だから、中には先生の言うことをあまり聞かない暴れんぼうの子もいましたが、つらそうにしている子がいると、そっと手をかしてあげるなど、みんなとても仲が良かったそうです。
友だちの気持ちや命を大事にする子ばかりで、人にいじわるなことはしません。病院の学校には、いじめはありません。中でも、由貴奈さんはどんなにつらい治療を受けても、終われば笑顔で周りの人たちを明るくしたそうです。いつも、やさしいこころを忘れなかった由貴奈さんは、誰からも好かれていました。

病院の国語の授業で詩を書くことになりました。由貴奈さんは理科の授業のことを考えて、「命」という詩を書きました。

今から、その詩を担任の先生から読んでもらいますが、由貴奈さんはその詩を書いてから4ケ月後に、体中に病気が広がってしまい11歳でなくなりました。

由貴奈さんの書いた詩を聞いて、生きたくても生きられなかった由貴奈さんの「生きよう」という前向きな気持ちを感じとってほしいと思います。そして、自分の命を大切にするのと同じように、お友だちの気持ちや命を大切にする子になってください。
では、先生から詩を聞きましょう。