3月23日 修了式 ーはたとうの風23号よりー
- 公開日
- 2012/03/23
- 更新日
- 2012/03/23
はたとうの風
平成23年度の修了式を行いました。
ーはたとうの風23号よりー
東北地方がM9の大地震と巨大津波にみまわれた昨年の3月11日から一年が過ぎました。震災で命を失った子どもは五百人を越え、家族や学校の友だちと離ればなれになり、今なおつらい生活をしている子どもたちが大勢います。
2月、被災地への支援活動として行った募金運動や廃品回収では、みなさんから多くの善意が寄せられました。今後も震災のことを心に刻み、できるかぎりの支援を続けていきたいと思います。
先日、学校文集「やまぐち44」を発行しました。文集を読むと、自由闊達な子どもたちの姿が目に浮かび、この一年、保護者や地域の人たちに応援していただきながら、恵まれた環境のもとで子どもたちの教育を進められたことを幸せに思います。
下の「どのこも 子どもは星」という詩は、私の大好きな詩です。時々読み返しては、教師として、子どもの中に光を見つけ、その輝きが増すようにしなくてはならないと気を引き締めています。
文集の作品には子どものきらりと光る一瞬が詰まり、希望に燃えるたのもしい幡東健児らしさが表れています。ぜひ、その表現の中に、その子の眼や心の輝きを見つけ、お子さんと共に一年の成長ぶりを喜んでいただければと思っています。
間もなく平成23年度を終え、やまぐちの希望の星である幡東健児が輝く学校づくりに向けて新たな一年を始めます。みなさまのこれまでのご支援に心から感謝申し上げます。
どのこも 子どもは星 東井義雄
どのこも子どもは星
みんなそれぞれがそれぞれの光をいだいて
まばたきしている
ぼくの光を見てくださいとまばたきしている
わたしの光も見てくださいとまばたきしている
光を見てやろう
まばたきに応えてやろう
光を見てもらえないと子どもの星は光を消す
まばたきをやめる
まばたきをやめてしまおうとしはじめている星はないか
光を消してしまおうとしている星はないか
光を見てやろう
まばたきに応えてやろう
そして
やんちゃ者からはやんちゃ者の光
おとなしい子からはおとなしい子の光
気のはやい子からは気のはやい子の光
ゆっくりやさんからはゆっくりやさんの光
男の子からは男の子の光
女の子からは女の子の光
天いっぱいに
子どもの星を
かがやかせよう