「タスキをつなぐ」」(光陵だより12月号より)
- 公開日
- 2011/12/12
- 更新日
- 2011/12/12
校長室より
「まもなく,第5位の学校がゴールします。ここまでが県大会出場校です。ゴールしたのは,光陵中学校!」
11月5日,東郷町の愛知池周辺道路で行われた愛日地区駅伝大会。光陵中学校男子が見事に県大会出場を勝ち取った瞬間だった。
大会前日,選手たちに「明日は,一桁の順位に入ることを目標にしよう。」と激励した。その後,職員室で駅伝担当に聞いてみると,「なかなか難しい目標かもしれない。2・3年前までは,周回遅れの最下位の時もあったので・・・。」
いよいよ大会当日,気温はやや高いが無風で選手にとって走りやすいコンディションだった。まず,女子の部がスタート。第1走から先頭集団に付き,2走・3走からアンカーまでタスキをつないだ。そして,目標の一桁をキープしながら最後は9位で見事にゴール!
女子がまず目標を達成し,応援もさらに盛り上がる。女子の健闘を受けて,男子の部がスタート。第1走が先頭集団,しかも3位でタスキをつなぐ。その後も3位,4位争いを続け,第6走のアンカー。どの選手もとても凛々しく,かっこいい姿で走っていたのがとても印象的だった。
光陵中学校の駅伝としては,何年かぶりの一桁の順位と県大会出場。これは,選手たちが,日々厳しい練習に耐えた成果であることはもちろんである。さらに,これまで最下位でもめげずに走り続け,毎年,大会に参加した先輩たちから引き継がれた,「あきらめない精神」が花開いたと思う。
このタスキを全校生徒が受け取り,つないでいくことだと思う。
(学校長 水野富士夫)