４月１日，光陵中学校の校長として１７年ぶりに戻ってきました。校舎や校庭の木々など，当時のままでとても懐かしく思いました。「今日から自分自身の新しい第１歩が始まるのだな。」と強く感じました。
　入学式の前日に新３年生が式場や１年生の教室などの準備のために登校しました。新３年生たちは，まさに「黙々と一生懸命」という言葉がぴったり当てはまるように１年生のために準備をしていました。その姿にとても感心するとともにこの１年の３年生の活躍が楽しみになりました。平成２３年度の光陵中学校は，１年生１００名，２年生１２２名，３年生１０９名の全校生徒３３１名，暖暖学級を含めて１１クラス，教職員２６名で新しいスタートを切りました。
　このスタートに当たり始業式の式辞の中で全校生徒にぜひ伝えたいことがありました。
　『今日の「新しいスタート」を大切にしてほしいこと。今の前向きな気持ちをぜひ行動に移して，何かひとつでも今までにない自分に挑戦してほしい。新しいことを積極的に始めてほしい。その挑戦している姿を先生たちは楽しみに見ています。応援します。
　もう一つは，３月１１日に起きた東日本大震災のことです。日本の歴史上，未曾有の被害となったこの震災により多くの命が奪われたことから「命」について考えてほしい。今，普通に生きていることの幸せを感じてほしい。そして，苦しいこと辛いことがあっても乗り越えてほしい。今の命を大切に。また，生きていくのは一人ではない。お互いを思いやり支え合う心を今まで以上に持ってほしい。』と。