学校日記

カウンセラーの窓(6月)

公開日
2010/11/03
更新日
2010/11/03

サポートセンター・カウンセラー

 1学期も半ばを過ぎました。夏休みが待ち遠しいという,気の早い人もいるかもしれませんね。少し前のことですが,ゴールデンウィーク明けに皆さんの前でごあいさつさせていただきました。週2回光陵中に来ていますので,見かけたら気軽に声をかけてくださいね。とはいっても,カウンセリングって何をするのかわからないという人も多いと思います。そこで今回はカウンセリングとは何か,カウンセラーは何をするのかについて少しお話ししたいと思います。
 カウンセリングの基本は,相談したい人とそれを聞くカウンセラーが一対一で話をするということです。では,どんな悩みがカウンセリングの対象になるのでしょうか。カウンセリングと聞くと,自分にはそんなに深刻な悩みはないとか,心の病気でもないといって警戒心を抱く人がいますが,話すのは,日頃心に引っかかっていることならどんな悩み事でもいいんです。カウンセリングとは自分の心の中のことを誰かに話すことで心の中を整理しすっきりさせたり,問題の新しい見方や解決方法を探したりするためにするものなのです。では,カウンセラーは何をするのかというと,まずは相手の話をひたすら聞きます。相談というと何かアドバイスしたり,良くない点を指摘したりというイメージがあると思いますが,そういうことはほとんどせず,聞き続けるのです。そうやって時間をかけて話を聞きながら,相手が自分の心の中について気づいていくのを手助けしていくのです。だからアドバイスらしきものはほとんどしません。あくまでもそれを相談者自身が見つけることが大切と考えています。
 ただ話を聞いてもらっているだけでどんな意味があるの?と思う人もいるかもしれません。これは体験してみれば実感できます。もし興味を持ったら,思い切って一度カウンセリングを受けてみたらいかがでしょうか?
(光陵中学校 スクールカウンセラー)