終業式
- 公開日
- 2017/12/22
- 更新日
- 2017/12/22
校長室から
12月22日(金),2学期の終業式を行いました。式に先立ち,まるっとせとっ子フェスタ関連の各種作品展や人権作文コンテストの伝達表彰を行いました。
終業式の校長講話では,次のような話をしました。
「2学期が,今日で終了です。2学期前半は,体育祭,文化祭という大きな行事がありました。みんなと力を合わせることの難しさとすばらしさを体験できたでしょうか。
勉強の面では,中間テスト,期末テストがありました。また,最後に長距離走大会という行事もありました。これらは,一人一人が自分で努力できるかどうかが試されました。辛いことにも耐え,一生懸命がんばれたでしょうか。
さて,2学期の始業式で,どんな話をしたか覚えていますか。江戸時代の学者,新井白石の幼い頃の話,『ひと粒の米』という話です。『米びつの中から,米をひと粒,ふた粒と取っていっても,米が減ったことには気がつかないけれど,ずっと減らし続けていくとようやく米が減ったことに気づく日が来る。勉強も,1日2日さぼってもすぐにできなくなるわけではないけれど,いつかできなくなったなと気づく日がくる』という話です。勉強だけでなく,部活動をはじめいろいろなことにも共通していえることだと思います。1日1日では変化はわかりませんが,しばらくたって振り返ってみると,成長したな,逆に,だめになったなあと気づくものです。
この2学期を振り返ってみてください。『米』を増やしてこられたでしょうか。もし,『米を減らしてきたなあ』という人がいれば,どこかで米を減らすことをやめなければいけません。時間は無限にあるようにみえますが,限りがあります。現に,あなたたちの中学校時代という時間は,1年生は6分の1以上が終わり,2年生は半分以上が終わり,3年生はあと2か月半しか残っていません。努力することを先送りにせず,まずできることから始めてください。
明日から冬休みです。今年は曜日の関係で例年よりも少し長い冬休みです。年末年始があるから冬休みがあります。新しい年を迎える準備をしましょう。そして,新しい年をどんな年にしたいか抱負を立てましょう。平成30年をこんな年にしたいという抱負をもって,また始業式で会いましょう」
式のあと,生徒指導主事の先生から冬休みの過ごし方についての話を聞きました。特に,スマホやネットに関する問題が心配なので,動画を見せて注意をよびかけました。
その後,生徒は教室に戻り,担任の先生から通知表を受け取り,冬休みの課題や始業式の持ち物などについての話を聞きました。
健康・安全に留意し,有意義な冬休みを過ごしてほしいと思います。保護者の皆さまにおかれましては,2学期の間,多くのお力添えをいただき,ありがとうございました。