学校日記

全校集会

公開日
2016/09/05
更新日
2016/09/05

校長室から

9月5日(月),2学期最初の全校集会を行いました。

校長講話では,「季節の移ろいを楽しもう」という話をしました。次のような話です。

「夏が終わり,季節は秋に変わろうとしています。皆さんは,4つの季節のうち,どの季節が好きですか。私は,子どもの時から夏が好きでした。
夏を象徴するものやことがらはいろいろありますが,今日はその中の1つ,セミについて話したいと思います。

今年の夏,幡山中学校では5種類のセミの鳴き声を聞くことができました。今からその5種類のセミの鳴き声を聞いてもらえます。何ゼミの声かわかりますか。

(アブラゼミ・ニイニイゼミ・ツクツクボウシ・クマゼミ・ヒグラシの鳴き声を放送する)

それぞれ何ゼミの鳴き声かわかりましたか。このうち,この地域でよく見かけるのは,アブラゼミ,ニイニイゼミ,ツクツクボウシです。この3つのセミを,鳴き始める時期の早い順に並べるとどうなるでしょう。

最初に鳴き始めるのがニイニイゼミ。2番目がアブラゼミ。最後はツクツクボウシです。

ツクツクボウシが鳴くようになると,夏も終わりが近いということになります。ツクツクボウシの鳴き声は,今,とてもよく聞かれますが,秋分の日の頃,本校で体育祭が行われる頃になると,あまり聞かれなくなります。

虫の鳴き声というと,秋の虫の声があります。今,夜になると虫の声が聞こえてきますね。コオロギ,マツムシ,ウマオイ,スズムシなどが,今を盛りに鳴いています。そんな虫の声も,10月になるとだんだん聞こえなくなります。

季節は確実に変化していきます。

日本は四季が明確で,人々は昔から四季の移ろいを味わってきました。

平安時代に作られた古今和歌集に,こんな歌があります。
『秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる』

2学期は1年で一番長い学期です。季節の変化の大きい学期です。そんな季節の移ろいを味わいながら生活していってください。」