ネット依存対策
- 公開日
- 2015/07/07
- 更新日
- 2015/07/07
校長室から
6月13日(土)の学校公開日のおり,本校スクールカウンセラーを講師にしてネット依存に関する講演会を開催しました。例年以上にたくさんの保護者の方に参加していただきました。手前みそになりますが,とてもよい内容の講演だったと思います。保護者の方が真剣に話を聞かれていたことが印象的でした。
都合がつかず講演会に出られなかった方もみえますし,参加された方で講演の内容を再度確認したいという方もみえるかと思います。講演のポイントをお知らせします。
・趣味と依存の境界線は,日常生活に異常をきたしていないか,自分の意思で量や時間をコントロールできるか
・依存が進行すると,「量が増える」「回数・時間が増える」「より刺激を求める」
・ネット依存の影響 「寝ない」「食べない」「動かない」
・中学生がネットにはまると失うものが大きい 本来育つべき感受性,道徳観,協調性,感情をコントロールする力など
・ネット依存の背景 本人の特質(注意力が弱い,人とうまくコミュニケーションをとることが苦手,こだわりを持ちやすい) 環境(家族も不適切な使い方をしている,幼い時からパソコン・スマホ,家族の関係が不安定)
・ネット依存にさせないために 使わせる前にルールを作る,ネット以外のおもしろいことを日常生活の中に見つける,体を使った経験をする
・ルール作り 時間や場所を決める(食事中・会話中はダメ),フィルタリングは外さない,課金しない,勝手にアプリをダウンロードしない,ルール違反した時のペナルティも決める
・やってはいけないこと 頭ごなしに叱る,成績などとからめてかけ引きをする,ルールを守っているのに小言をいう