「郷社祭り」記録映像鑑賞会
- 公開日
- 2014/07/06
- 更新日
- 2014/07/06
校長室から
「郷社祭り」とは,幡山地区で明治時代から伝統的に行なわれてきた祭礼で,しばらくの中断があったのち,昨年6月9日に23年ぶりに開催されました。その記録を撮影した映像の鑑賞会が,7月9日(日)文化センターで開催されました。
配布された資料には,次のような説明がありました。
「郷社祭りは,江戸時代以前から行われている猿投神社祭礼の際に,村ごとに飾り馬を奉納する行事であった警固祭りを起源にしています。猿投神社へは,旧山口村周辺の村々は『山口合宿』として集団で献馬しており,山口合宿の村々が山口八幡社(郷社)へ警固隊をなして奉納する祭りは明治14年以降行われるようになりました。 (中略) 今日においては,猿投神社祭礼に多くの村々から飾り馬を奉納する形態を残す祭礼は,この山口八幡社の郷社祭り以外にはほとんど見られなくなり,その存在は極めて貴重です。近年では,複数の村が参集する郷社祭りも頻繁には行われなくなりましたが,瀬戸市域の山口・菱野・本地の各地区ではそれぞれの氏神に奉納する警固祭りが毎年秋に行われています。平成25年度は,山口の警固祭りが瀬戸市の民俗文化財に指定されてから10周年にあたり,地元もこれを慶事として郷社祭りが催行されました」
23年ぶりの開催ということで,伝統的な所作・しきたりの再現にたいへんのご苦労があったようです。映像では,飾り馬,鉄砲隊,棒の手などこの地域に伝わる華やかな文化が映し出されました。本校の生徒の姿も見ることができました。
次回の開催は,10年後だそうです。成人した現在の生徒たちの中には,棒の手隊や鉄砲隊として参加する人もいることでしょう。次回は,実際に自分の目で見てみたいと思います。