人権について
- 公開日
- 2022/12/06
- 更新日
- 2022/12/06
お知らせ
昨日、次のような話をしましたので紹介させていただきます。
給食中ですが、少し校長先生の話を聞いてください。
先生は今、この学校の校長として働いていますが、最初に先生になったのはここから車で15分ぐらいのところにある品野中学校で、技術・家庭科という教科を教えていました。
その学校に11年間いて、次に変わったのは、瀬戸の学校ではなくマレーシアという外国にある学校でした。マレーシアへ行くには飛行機で7時間ぐらいかかりましたね。
先生はそのマレーシアで3年間生活をしていたのですが、マレーシアは「多民族国家」と呼ばれ、マレーシアの人、フィリピンの人などいろいろな国の人が住んでいました。日本には、日本語や日本のルールがあるように、他の国にもその国の言葉やその国だけに通じるルールがあります。だから、他の国の人から見たら「へぇー、そんなルールがあるんだ」と不思議に思うこともたくさんありました。
でも、自分たちと違うことは、悪いこととか、ダメなこととは考えず、みんな違ってもいいと優しい気持ちで考える人が多かったので、とても平和で、みんな仲良く生活していました。
どうしてこんな話をしたかというと、毎年12月4日から12月10日は「人権週間」といって、「人はみんな違うところがあるけど、その違うところも大切にしていきましょう。」と考える時間なので、こんな話をさせてもらいました。
この学校はどうでしょうか。
1年生から9年生まで学年の違いはありますし、男の子、女の子の違いもあります。顔もみんな違うし、体つきも違います。逆に、みんなが同じ顔だったら怖くないですか?
国語が好きな子がいれば、体育が好きな子もいます。カレーが一番好きという人がいれば、ビビンバが一番好きという人もいます。自分と違う人がいる。自分と違うことを考える人がいるというのは、当たり前のことなんです。
繰り返しますね。
大切なことは、自分と違うことはダメと考えず、違ってもいいんだと優しい心で考えて欲しい。そうすれば、いじめとか、人の悪口を言うなど嫌なことがなくなり、みんなが安心して過ごせる学校になると思いませんか?
みんなで優しい人になりましょう。
校長先生も優しい人になれるよう、頑張ろうと思います。
これで終わります。