明日からせともの祭・子ども陶芸展です
- 公開日
- 2022/09/09
- 更新日
- 2022/09/09
学校生活
(写真は昨年度の入選作品です)
明日から始まるせともの祭にあわせて、校長より以下の話をしました。
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明日から3年ぶりのせともの祭が行われます。にじの丘学園の校区で行われる瀬戸で一番大きなお祭りですので、参加する人も多いと思います。ぜひ安全に気を付けて楽しんできてください。地域のことを知るよい機会にもなりますので、お祭りの工夫や、町の様子もぜひ見てきてください。
ところで、せともの祭はなぜ行われるか知っていますか。瀬戸に焼き物の技術を広めた、加藤民吉の功績をたたえて行われるお祭りです。その加藤民吉ですが、なんと今年で250歳になります。
そのため、今年のせともの祭は、加藤民吉の250歳を記念して行われます。加藤民吉については、小学校3年生で勉強しますので、よく知っている人もいると思いますが、少し紹介します。
加藤民吉は、瀬戸で生まれ、九州にわたって焼き物の一つである「磁器」の作り方を学び、再び瀬戸に戻ってその作り方を広めた人物です。「磁器」というのは、薄くて透明感のある絵や模様が描かれている焼き物です。瀬戸はその前から「陶器」づくりが盛んでした。「陶器」は分厚い器です。しかし、九州などで作られている「磁器」が人気となり、だんだん瀬戸の町は衰えていきました。
そこで、加藤民吉が九州にわたって技術を学び、瀬戸に伝え、そのおかげで、瀬戸市の焼き物は急速に発展しまた。その業績をたたええて、せともの祭が行われます。
加藤民吉の家があった場所やお墓は窯神町にあり、窯神神社にまつられています。もちろんにじの丘の校区になります。
また、今回は、瀬戸蔵の川向にある青の広場で加藤民吉の像やパネル展示がありますので、ぜひ見てみてください。
もう一つ記念の年になっています。それは、みんなの作品が展示される子ども陶芸展が90回目を迎えます。90年も前から続いているなんてすごいですね。みんなのおじいちゃんやひいおじいちゃんの時代からあるということになります。
今回は加藤民吉にゆかりのある熊本県をはじめ、兵庫県や岡山県などの小中学生の作品も展示されます。展示場所は、瀬戸蔵の4階の多目的室です。こちらも機会があればみてください。