ご家庭でも注意願います!!
- 公開日
- 2011/06/23
- 更新日
- 2011/06/23
ニュース
【咽頭結膜熱(学校感染症第2種)】 治癒証明書が必要
・発熱、結膜炎、咽頭炎を主症状とする疾患である。プールを介して流行することが多いのでプール熱とも言われる。
・病原体:アデノウイルス3型が主であるが、その他の型も病因となる。
・潜伏期間:5〜6日
・感染経路(発生時期):飛沫感染するが、プールでは目の結膜からの感染も考えられる。
・症状:高熱(39〜40度)、咽頭痛、頭痛、食欲不振を訴え、これらの症状が3〜7日間続く。咽頭発赤が強く、扁桃の周辺も発赤する。頸部、後頭部リンパ節の腫脹と圧痛を認めることもある。眼症状としては、結膜充血、眼痛、羞明、流涙、眼脂を、訴える。
・罹患年齢:幼児期から小学生期に多い。
・治療方法:対症療法が中心で眼科的治療も必要である。
・予防方法:手洗い、うがい、水泳前後のシャワーの励行などの一般的な予防方法の励行が大切である。プールを一時的に閉鎖する必要のあることもある。
・登校基準:主要症状が消退した後2日を経過するまで出席停止とする。ただし、病状により伝染のおそれがないと認められたときはこの限りではない。
【流行性角結膜炎(学校感染症第3種)】 治癒証明書は不要
・伝染性角結膜炎を.呈する眼の疾患である。学校ではプール施設内で感染することが多い。
・病原体:主にアデノウイルス8型
・潜伏期間:1週間以上
・感染経路:プール水、手指、タオルなどを介して接触感染をする。
・症状:急性濾胞性結膜炎を呈し、眼瞼腫脹、異物感、眼脂があり、偽膜を伴うことも多い。点状表層角膜炎を合併して、視野に関わる部位の角膜に傷が残ると、後遺症として視力障害を残すおそれがあるが、子どもには少ない。
・罹患年齢:全年齢層
・治療方法:対症療法
・予防方法:手洗い、タオル等眼に触れるものの貸借をしないことなどの注意が大切である。プールの一時的な閉鎖を必要とすることもある。
・登校基準:眠症状が軽減してからも感染力の残る場合があり、医師により伝染のおそれがないと認められるまで出席停止とする。