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安全について思うこと…

公開日
2009/12/08
更新日
2009/12/08

ニュース

 本校は、児童数が多いこともあるのでしょうが、本当によくけが人が出ます。つい最近も、タイヤ跳びをしていてけがをした子、一輪車の補助具の上から滑り落ちてけがをした子などなど。幸い大きな事故には至りませんでしたが、私たちとしてはひやひやものです。保護者の皆さんからお預かりしている大事なお子さんに、大けがをさせる訳にはいきません。
 一方で、「小さなけがは大切だ」という思いもあります。身の回りには、危険なもの・危険な場所がいっぱいあります。それら全て取り払うことは不可能です。子どもたちは、小さなけがを繰り返しながら、危険を回避する能力を養っていきます。昔の話で、本当かどうかはよく分かりませんが、「ストーブを触って火傷をすれば、もう二度とストーブを触ったりしない」とか、「扇風機の中に手を入れて、痛い思いをすれば、二度と手を突っ込んだりしない」式の教育方法もあったとか?
 西日本の方では、大学生が殺害され、未だに犯人が見つからない…といった、本当に痛ましい事件が起きています。数年前をさかのぼれば、小学校に不審者が入り込み、児童を殺傷するという事件もありました。小さなけがや危険は、次への学習に繋がる場合があります。しかし、大きなけがや危険は、絶対に避けなくてはなりません。2学期に入ってからの「不審者情報」を、他人事のように考えず、親子できちんと、事件・事故に巻き込まれない方法を話し合っていただきたいものです。