北山町のお天王さん
- 公開日
- 2008/12/24
- 更新日
- 2008/12/24
学校だより
北山町の北山薬局の西のマンションの一角に、小さな祠があり、お天王さんが大切におまつりされています。このお天王さんは、北山町が安全であり、発展するようにと、まつられたものだそうです。
市内にあるお天王さんに関すること(お天王さんのお祭り)について「広報せと」では、疫病をもたらす神とされている牛頭(ごず)天王のお祭りで、疫病を防ぐ願いをこめて行うお祭りと書かれていました。またお祭りは町内ごとにまつられているお天王さんの祠で行われ、お祭りの当日の1週間前までに町内の代表が牛頭天王がまつられている津島市の津島神社にお札をもらいに行き、新しいお札と取り替え、お供え物をするとも書かれていました。そこでお天王さんについてもう少し調べてみました。するとお天王祭りは江戸時代にはすでに行われていたそうです。昔、お天王さんは村の端と端におまつりされていて、お祭りの時は、しめ縄が張られていました。昔は、村の外れから疫病や魑魅魍魎などが入ってくると考えられていたため、これらが入ってこないように、しめ縄が張られていたそうです。現在でも片草町では、お天王祭りの時、しめ縄が張られているそうです。祠の色にも意味があり調べてみると、魔除けのために多くの祠には赤い色が使われているそうです。昔のお天王祭りの時は無病息災を願って、餅米で作った「あかだ」というものを村の人々に配っていたそうです。現在では、駄菓子が配られる地域もあり、その名残りとも考えられています。また提灯によるトボシアゲも昔は、笹で行われていたそうであり、市内の地区によってはオマント(飾り馬)が出たり、夜店が出店していたところもあったそうです。
「↓北山町のお天王さん」