学校日記

南山神社(松原町)

公開日
2008/12/24
更新日
2008/12/24

学校だより

 南山神社は学区にある唯一の神社です。
 昭和初期までは、この地には神社はなく、山の神がまつられていたそうです。その山の神は自然石でつくられており、お社のような形をしていたそうです。このころまでの松原町は、北の方に向かって山があり、その山の神は山仕事等のため、山に入る前に、山の安全を願って拝むためのものだったそうです。
 やがて、昭和10年代になり、戦争へと駆り出されることが多くなり、武運長久を願うため、この地区の人々は小金町の金神社まで行っていました。しかし、この地区から金神社までは、少し距離があったため、昭和12年地元有志の方々により、この地区に新しい神社建設(社殿建設)の案がだされ、発起人会を結成することとなり、土地所有者のご理解を得て、着工が行われるようになりました。着工後3年を費やし、昭和15年に社殿が完成し、天照大神、大山祇神を勧請して、式典が行われ、現在の南山神社となったそうです。
 この神社には、社殿、数種の石造物の他に、立派な鳥居があります。この鳥居は自然石で造られており、昭和14年10月と彫られています。
 新年にはお神酒、みかんなどがふるまわれ、大勢の人々により参拝されているそうです。また、1月14日ごろには無病息災を願い、松飾り等を納める「どんど焼き」が行われているそうです。また秋には、子ども神輿等による秋祭りや、山の神祭などが行われているそうです。さらに境内には幾種かの樹木が植えられており、地元住民の心のやすらぐ所として、親しまれています。
                 「↓南山神社」