学校日記

5月22日 小満(しょうまん)

公開日
2025/05/22
更新日
2025/05/22

学校紹介

 今日は二十四節季の小満(しょうまん)、万物がすくすくと生長し、天地に満ち始める頃とされています。また、七十二候では、蚕起食桑(かいこ おきて くわを はむ)にあたり、蚕がさかんに桑の葉っぱを食べる頃とされています。私が幼いころ、友達の家が農家で、そこのおばあちゃんが蚕を飼っていました。この時期、友達何人かで近くの山から桑の葉っぱを採ってくると、そのおばあちゃんからお駄賃に飴玉をもらった記憶があります。そして部屋にはたくさんの蚕(おばあちゃんは「お蚕さん」と呼んでいました)がいて、桑の葉を食べる「シャクシャク」という音が耳に残っています。今は蚕を飼っている家などはまず見かけないので、貴重な思い出かもしれません。

 さて、学校では朝、「はっぴいタイム」が行われていました。低学年は「餃子じゃんけん」でした。これは3人グループになってじゃんけんをし、順番に好きなものや好きなことを発表しあっていました。高学年は「二択」でAとBどちらが好きかということをグループで発表していました。はっぴいタイムの大事なところは「振り返り」です。普段一緒にいるクラスメイトの意外な一面やよさを発見し、それを言葉で伝えることで人間関係を深く、強くしていくことを狙っています。今日もあちこちでそういった感想が生まれていました。学校は教科の学習をするところでもありますが、人間関係を豊かにすることや、精神的な逞しさをはぐくむ場でもあります。はっぴいタイムはその一つです。子どもたちには様々な体験を通して心の豊かな人になってほしいと願っています。