学校日記

人権週間スタート!

公開日
2013/12/04
更新日
2013/12/04

校長室から

 本日、12月4日(水)から「人権週間」がスタートしました。
 「人権(基本的人権)とは、人間が人間として生まれながらに持っている権利」のことです。そして、この権利は、自由に剥奪または制限されることはありません。

 「人権週間」の歴史は古く、1949年(昭和24)までさかのぼります。
 その前年の12月10日に国際連合・第3回総会が行われ、「世界人権宣言」が採択されました。この12月10日を「人権デー」と定め、加盟国に対しては、人権擁護活動を推進するための取組が要請されました。
 日本国内では、翌年の昭和24年、12月4日から「人権デー」(10日)までの1週間を「人権週間」と定め、全国的に啓発活動が行われるようになりました。
 人権週間がスタートしたのは、戦後間もないころだったんですね。
 「女性」、「子ども」、「高齢者」、「障がいのある人」、「外国人」「HIV感染者やハンセン病患者」をはじめ最近では、東日本大震災に起因する差別も深刻な人権問題とされています。
 身近で生活する人に対しての差別はないか、いま一度、この人権週間を機会に考えることができると良いですね。 そして、こうしたキャンペーンの時期だけでなく、つねに人権についての意識をもって生活したいものです。

 さて、学校でも子どもたちに「子どもの人権 SOSミニレター」(発行:名古屋法務局・愛知県人権擁護委員連合会)を配布しました。
 これは切り取り線にそってカットすると、名古屋法務局に届く封筒と便箋(びんせん)になります。(切手は不要)
 悩んでいることや困っていることをそこに書き込んで投函すると、手紙または電話で、相談相手になってくれたり、返事もいただけたりするそうです。

 学校現場にいる私たちも子どもたちの発信するSOSがすみやかにキャッチする体制づくりだけでなく、すべての子どもが安心して生活できる集団づくりや環境整備に努めたいと思います。