今日の読み語り(6月26日)
- 公開日
- 2013/06/26
- 更新日
- 2013/06/26
図書ボランティアより
2年2組(担任:古田教諭)では、図書ボランティアの袴田さんによる読み語りが行われていました。
今日の一冊は、「めっきら もっきら どおんどん」(長谷川 摂子)です。もう一ヶ月もするとやってくる夏休みをちょっと連想する物語です。
主人公のかんたは、入道雲がモクモクたちのぼる空の下、外遊びに出かけました。行けども行けども遊ぶ友達が見つかりません。やがて、たどり着いたのは、妖気漂う静かな神社でした。
友だちも見つからない、さみしい思いをぶつけるかのように、かんたは大声で歌を歌いだします。
「ちんぷく まんぷく
あっぺらこの きんぴらこ
じょんがら ぴこたこ
めっきらもっきら どおんどん」
すると、突然風が吹き、どこからか奇妙な声が聞こえてきます。耳を澄ますと、その声は間違いなく、かんたを呼んでいる声。
声の聞こえる方をさがすと、木の根元にポッカリあいた穴があいています。穴をのぞきこんだかんたは、その瞬間、異次元空間へと吸い込まれてしまいました。
そこで出会ったのは、“もんもんびゃっこ”“しっかかもっかか”“おたからまんちん”という奇妙な住人たち。その住人とかんたは仲良しになり、時のたつのを忘れて遊び回ります。
やがて、夜がおとずれ、遊び疲れてねむった3人のそばで、心細くなったかんたは「おかあさん」と叫びます。
すると……