より多くの目で・・・ (1)
- 公開日
- 2013/05/30
- 更新日
- 2013/05/30
校長室から
私が教員になったのは30年ほど前のこと、その頃は、教室に教師一人が教壇に立って授業をで行うのが「ふつうの姿」でありました。
それからしばらくすると、複数の教師が協働で指導する「ティーム・ティーチング」や学級をいくつかの集団にわけて授業を行う「少人数指導」という形態が生まれてきました。
現在では、授業を中心的に行うメインのティーチャー(担任)にくわえて、サブ・ティーチャーや学習サポーターさん、支援員さんなど、いろいろな人たちから支援をしていただいています。さらには“出前授業”という名前で、博物館などの学芸員さんや芸術家、社会貢献をめざす企業の方たちも教壇に立って、子どもたちに教師とはちがった新たな視点や切り口で授業をしていただく時代になってきました。
いまの学校現場では、従来のような「学級担任制」や「教科担任制」の2種類だけのシステムから脱却し、「競い合い」ではなく、「学びあい」の実践が展開され、子どもたちは、従来より多くの目で支援が行われています。
さて、本日(30日)の3時限、5年1組の教室では、算数の授業「小数のわり算」が行われていました。
一つの教室に、担任の大塚教諭とそれを支援する少人数指導担当の加藤教諭、さらには学習支援ボランティアの愛知県立大学の学生さんの3名が指導者として、子どもたちの学習を見守っていました。