学校日記

ちょっぴり悲しくて、ほんわか温かい・・

公開日
2013/05/08
更新日
2013/05/08

図書ボランティアより

 5月8日(水)の0時限、図書ボランティアの谷口さん、水野さんが来校されて2年生の教室で読み語りをしてくださいました。今回は、2年1組で行われた水野さんの読み語りを紹介させていただきます。
 水野さんが選ばれた絵本は「おじいちゃんのごくらくごくらく」です。

 主人公のゆうたの家は、お父さん、お母さん、おじいちゃんの4人家族。ゆうたはおじいちゃんが大好きで、お風呂に入るのもおじいちゃんといっしょです。
お風呂に入るときのおじいちゃんの口ぐせは、「ごくらく、ごくらく」
 ゆうたががおじいちゃんに「ごくらく」とは何かと聞くと、
「しあわせなきもちになることだよ」と教えてくれ、ゆうたもおじいちゃんのマネをして
「ごくらくごくらく」と言い、あたたかい気持ちになるのを覚えます。

 楽しみにしていた温泉旅行は、おじいちゃんが腰を悪くして入院したために、取りやめになります。
 おじいちゃんは「またすぐに戻る」と約束したのに、本当の「ごくらく」へ旅立ってしまいました。

 おじいちゃんを亡くして悲しむゆうたに、お母さんが
「おじいちゃんはほとけさまのくにでも、『ごくらくごくらく』といってくらしてるよ」
となぐさめます。
 ゆうたはおじいちゃんが亡くなった後でも、お風呂に入るとおじいちゃんのマネをして
「ごくらく ごくらく」と言います・・・・


 家族、恋人、ペット・・愛する存在を失う日は、誰にでも必ず訪れるもの。悲しんだ後は、その人をいつもちょっと想いながら、感謝して生きていこう・・とする姿勢をもつことが、亡くなってしまった人にとっても、きっと幸せなことなんだ!と感じました。

 命について考えさせてくれる絵本「おじいちゃんのごくらくごくらく」でした。