かぼちゃのつる (3)
- 公開日
- 2013/02/28
- 更新日
- 2013/02/28
校長室から
ロールプレイが終わると、子どもたちは「つるを切られてしまった後のかぼちゃの気持ち」を想像してワークシートに記入しました。そして反応器をつかって自分の考えを発表しました。
青:そのまま のびつづけよう
赤:のばすのを やめよう
さきほどより、赤の割合が大きくなった反応器が目立ちます。しかし、赤一色ではなく、青を残す子どもたちもあちらこちらに見られます。
「みんなの意見を聞けばよかった」、「自分の畑でのびればよかった」、「まだのびて、おいしいかぼちゃにならなくてはいけないし・・」
いずれの意見も「なるほど」です。
子どもたちが「わがままをいってしまった」や「注意されてわがままをがまんした」など、これまでの経験を発表した後、井上教諭は
“体育の授業でサッカーで、人気のポジションのとりあいになった時に、自分がわがままを我慢して、自分のチームも相手のチームも審判も、さらに先生も嬉しい気持ちにさせてくれた人がこのクラスにいます”
という話をして授業をしめくくりました。
緊張感のつづいた授業の終盤にもかかわらず、教室には井上教諭の話に真剣に耳を傾ける多くの子どもたちの姿がありました。
子どもたちの一年間の成長を感じた瞬間でした。