きょうの給食(2月18日)
- 公開日
- 2013/02/18
- 更新日
- 2013/02/18
きょうの給食
[今日のメニュー]
・じゃがいものバター煮
・鶏肉とカシューナッツのいためもの
・りんごパン
・牛乳
「じゃがいものバター煮」の調理プロセスを紹介させていただきます。
(周防栄養教諭のメモより)
(1) じゃがいもを一口大、にんじんをいちょう、玉ねぎをくし切りにします。30キロ近くあるじゃがいもを調理員さんがすべて手切りします。
(2) 釜に油をひいて、豚肉をよく炒めて水を入れます。あくはていねいに取り除きます。
(3) にんじん、玉ねぎ、じゃがいもを入れ、ブイヨン、塩、こしょう、三温糖、醤油を加えて、材料がやわらかくなるまでコトコト煮ます。
(4) バター(マーガリン)を入れる前に、「乳アレルギー」対象者の除去食分を小さな鍋に移しておきます。
(5) 最後にバター(マーガリン)を加えて、溶けたら温度を測って85度以上あることを確認して、できあがりです。
※一口メモ
じゃがいもは「少しかため」で火を止めます。これは、給食の開始時刻まで30分以上あるので、食缶の中で煮崩れを防ぐためです。このタイミングが難しいです。
「鶏肉とカシューナッツのいためもの」はおそらく初登場のメニューですね。
作り方はまず、カシューナッツを赤ピーマン、青ピーマン、たまねぎといっしょに炒めます。ケチャップ、ソース、みりん、醤油、三温糖、赤ワインをミックスしたソースを作り、その中に揚げた角切り鶏肉と炒めた野菜をいっしょに和えて出来上がりです。
カシューの木は、ウルシ科(アナカルディウム属)の常緑高木で、南アメリカ大陸ならびに西インド諸島がおもな原産地です。
学名の“アナカルディウム”は、ラテン語のana(上向き)と-cardium(心臓)の意味からなる造語で、その果実の形が「上向きの心臓」に見えることから命名されたそうです。たしかに写真を見ると、心臓に見えなくもないですね。それにしても不思議な形の果実です。
勾玉(まがたま)に似たカシューの実(カシューナッツ)は、中華料理やお菓子によく使われます。ミックスナッツにも入っているので大好きな子も多いのではないでしょうか?
カシューナッツの種子の殻からは、“カシューナットシェルオイル”と呼ばれる油脂を採取することができます。油脂はそのままオイルとして利用されるほか、日本の漆(うるし)によく似た仕上がりの塗料の原料としても利用されます。
カシューナッツには、アーモンドと同じようにオレイン酸を多く含みます。さらにタンパク質と糖質、ビタミンB1、マグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラル分も多く含んでいます。食物繊維も豊富ですから、整腸効果があり、デトックスにももってこいの食材です。
今日は「りんごパン」が出ました。パンをわったときにりんごの粒々が見つかると、ラッキーな気分になるのは私だけでしょうか?