学校日記

23×30の考え方

公開日
2013/02/12
更新日
2013/02/12

校長室から

 校内研修「一人一授業・教師の腕をみがくシリーズ・第9弾」として、2月12日(火)の1時限目、都築教諭(3年1組担任)が算数の授業を公開しました。この授業は加藤教諭とのティーム・ティーチング体制で行われました。
 今日のテーマは「2けたをかける かけ算の仕方を考える」です。オープニングは“九九のおさらい”をかねた百マス計算でウォーミングアップです。
 さて、いよいよ本題、都築教諭はまず「23×3」の計算問題を子どもたちに出し、答え合わせをします。つづいて「23×30」という問題を提示して、計算の方法を子どもたちに考えさせました。大人にとっては、「23×3=69」の69を10倍して、容易に答えを出してしまうのですが、子どもたちがその考え方を説明するのは、なかなか大変なことです。
 都築教諭は子どもたちの座席をまわりながら、考え方のヒントを与えたり、よい発想をしている人を賞賛したりしました。

 さて、算数の教科書の問題にはそれぞれ番号が記されていますが、その番号についているマークが○をはじめ□や△、☆がついていたり、色がぬられたりしているのをご存じでしょうか?
 △の中に番号がついているのは「ちょうせんする問題」など、それぞれのマークに意味があるのです。
 今日の授業で、都築教諭は子どもたちの作業のすすみ具合や理解度、残り時間を考えて、1番(□)から2番(△)へ進まず、練習・定着を目的に、先に3番(○)の問題へ進み、次の時間に2番(ちょうせんする問題)に取り組む道を選択しました。
 状況を判断しながら授業の舵取り(かじとり)をするのも教師の身につけるべき指導技術なんです。