学校日記

読書集会 (2)

公開日
2012/11/08
更新日
2012/11/08

図書ボランティアより

 読書集会の前半は、図書ボランティアさんのコーナーです。第1部は詩の朗読。
 ボランティアさんが選んだのは「わたしはひろがる」(作:岸 武雄)です。作者の岸武雄さんは岐阜県出身で「あほろくの川だいこ」や「千本松原」などの作品で有名です。

 朗読された「わたしはひろがる」の一部を紹介します。

 おかあさんがどんなに忙しそうに働いていても、
 わたしは平気だった。
 おかあさんは、ああいうものだと考えていた。
 やがてわたしは、「おかあちゃん、わたしも手伝おうか」
 と、いえるようになった。
 おかあちゃんと仕事をすると、なんとなく楽しい。
 こうして、わたしの中へおかあさんが はいってきた。
 こうして、わたしの中へおかあさんが はいってきた。 

 弟がわたしの中へはいってきて、次にお母さん。このような文章がくり返され、わたしの中に、いろいろな人がはいってきて わたしはどんどんひろがる・・という内容の詩。

 子どもたちの心の中にぽっと石が投げ込まれ、波紋がひろがった瞬間でした。