せともの祭 (4)
- 公開日
- 2012/09/09
- 更新日
- 2012/09/09
校長室から
末広商店街では「第4回 せとノベルティアーケード in 末広」というイベントが開催されていました。
このイベントでは、商店街30店舗に昭和の時代、焼き物の街・瀬戸が全盛期の頃に製造されたノベルティが展示されていました。
占領下の日本を意味する「オキュパイドジャパン」の頃に製造された「アメリカンファミリー」をはじめ、「ノーマン・ロックエルと”アメリカン・スピリッツ”」、「特別展示:初公開!山國製陶のお宝ノベルティ」が展示され、興味津々で拝見させていただきました。
写真 1:山國製陶のお宝ノベルティ
アメリカの有名な清涼飲料水メーカーC社のノベルティグッズを瀬戸が製造を依頼されていたんですね。
写真 2:ノーマン・ロックウェルの立体作品
雑誌「サタデー・イブニング・ポスト」の表紙のイラストを描いたノーマン・ロックウェルの絵も陶磁器で表現しています。瀬戸で製造しながら、国内で流通することはなく、すべてがアメリカなど海外へ輸出されました。
これは代表的な作品「triple self portrait (三重の自画像)」
ちょっと疲れたメガネをかけたおじさんが鏡を見ながら描く自画像は、実物にくらべてやけにハンサム・・ ロックウェルのユーモラスな一面が見られます。
大・中・小の3つのサイズがそろったレアな画像であります。
写真 3:The Marriage License (婚姻届)
同じくノーマン・ロックウェルの立体作品。ごくごく日常のお役所で見られる風景。やわらかな日だまりの中、新たな生活を始める妻と大きな手で彼女を支える新郎の眼差し、
窓辺に置かれた一輪の花さえも、2人を祝福しているようです。それを冷静に見つめるくたびれた職員・・でも、この空間に広がる、満ち足りた温かさ。
写真 4:The Discovery (一番下の引き出し)
写真 奥の作品。これもロックウェル。
もうすぐクリスマスでしょうか。パジャマ姿の男の子がお父さんのタンスの中から見つけたのは、サンタクロースの衣装とつけひげ。
どの子どももいつかは一度、少し成長していく瞬間を切り取った作品。